鳴かぬなら、鳴くまで待ちつつ策も講じよう、あれ、日本語がおかしくなったぞホトトギス。

▼着想から約5ヶ月、いったん盛り上がりつつもここしばらく保留になっていたプロジェクトが遂に本格的に動き出した。新事業、新サービスと言っても良いのかな。というわけでここ最近はちょっと興奮気味。 こういった創造ごとは決して一人ではできない。というか一人ではやらない方が良いと思うので、どんなに自分が「今すぐにやった方が良い」と思っても、そうではなくて今は既存事業の体制を整えた方が良いと思う人もいれば、全く他のことを言う人もいる。 自分の意見を通したいと願う気持ちがあるのは間違いないが、一方で僕以外の人が言うことにも一理あると思うよう常に心がけている。 皆それなりの知性を持っている、決して自分が抜きん出ているわけではない、機運が盛り上がらないのには然るべき理由がある、そんなところだ。 ▼そんな調子だから着想してすぐに「さぁやろう」という風にはなかなかならないし、いったん盛り上がってもすぐに足並みが揃わなくなってストップしてしまうこともあるのだが、それはそれで大いに結構だと思っている。 こんな時、盛り上がりの機運が生まれてくるプロセスがとても面白い。 なかなか盛り上がってこない中でもひたすら外部の人とのディスカッションを続けて「この人も面白いと言っている」という事実を引っ張ってきたり、似たようなことをやっている人を呼んできて協業の道を模索したり、一方でたまたま既存事業について皆で話し合っていたら何となく「そろそろ新しいことやるか」みたいな雰囲気になっていたり、一筋縄ではいかないところが面白い。 ▼今は3年とか4年くらいのサイクルでこんなことをやっているが、少しずつ売上や利益が伴ってくるにつれて余裕が生まれ、このサイクルは徐々に早くなっていくのだと思う。 そういうステージにあと2-3年、30歳前後でたどり着きたいと考えている。 Picassoは膨大な数の作品を生み出したことで有名だが、Picassoはフランスやスペインに複数のアトリエを持っていた。それは、Picassoがあまりにも猛スピードで作品を生み出し、みるみるアトリエは足の踏み場もなくなってしまい、それを片付けることもなく(Picassoは一度手にしたものを捨てないことで有名だった)次のアトリエに移っていったようだが、そんなPicassoのように、人に幸せとか豊かさを感じてもらえるような事業をこれからも仕掛けていきたいと思う。