あどけなさという希少性

僕はiPhoneのホーム画面右上で、いつも一枚ランダムに写真が表示されるような設定にしています。自分が♡マークをつけた写真が、数時間おきに入れ替わり表示されるという単純な仕掛けです。

今はここに、5年前、まだ幼児だった次男が映し出されています。近くの大きな公園でラケットを持って、どうやら僕と少しテニスをしているみたい。首には保育園の帽子をぶら下げている、何ともあどけない写真です。

その彼は今、オーストラリアにいます。色々な経緯があり、2週間の短期語学留学に行っているのですが、iPhone上の写真と、今彼が実際にいる場所。その時間と空間のギャップを感じる度に、とても不思議な気分に包まれます。

5歳から10歳。年齢が倍になったのだから、そりゃ変化も大きくて然るべき。自分の年齢を倍にしたら、死んでいてもおかしくないわけですから。

たかが5年、されど5年。

されど5年、たかが5年。

5年という期間のあっという間さと、その変化の大きさに、なかなか意識が追いつきません。

こういう感覚を抱く度に思うのです。幼少期のあどけなさは最も希少性が高いトップ・プライオリティだと。でもこのトップ・プライオリティには一つ特性があって、割とコスパが良いのです。つまり、その時期こそ長くはないものの、その間に共有した時間・思い出は一生物だと思われるからです。僕はまだ現在進行形なので、この本当の価値は、これからさらに10年20年と生きていけば分かるのでしょうか。

前回の投稿とも関連しますが、Die with zeroでは経済的な資産は死ぬ時にゼロにしろ、そのためにお金を経験に変えろというのがその主張でした。

でも自分の子どもの「あどけなさ」が死ぬまでの期間は、せいぜい彼らが生まれて5年10年程度でしょう。

Die with zeroを拡大解釈することが著者の意に反していないか、こちらでは知る由もありません。でも、そんな読み方もできるのではないかと、ホームシックならぬチャイルドシックになりつつある父ちゃんは思うのでした。

投資普及の先にあるもの

そういえば昨年のお正月は、甥っ子が受験に合格して入学間近ということもあって、「1ヶ月以内に使うように」という言葉を添えて大きめの金額を渡したのだが、結局あのお金は使われたのだろうか。

数日前に会った際に確認しようと思っていたのに、またすっかり忘れてしまったのだが、賢い彼のことだ、きっと自分の興味を追求する何かに使ってくれているに違いない。

 

話題のNISAのおかげで投資がいよいよ普及しつつあるようで、これは大いなる前進であることは間違いなさそうだし、高校生の頃から25年ほど投資をしている身としては、世の中本当に変わったなと驚きをもって今の状況を見ている。

この社会現象は、まずはこれまでは手元に置いていたであろう現金を株やファンドなど金融商品に替えていく形を取っているわけだが、それだけで終わることはない。これが後々、人や社会にどんなインパクトをもたらしていくのか(そう、ちょうど携帯電話やインターネットが普及していった時のように)、とても興味深い。

 

もちろんお金が増えた、減ったと一喜一憂する人も多いだろうし、だとしてもお金が増えて旅行にでも行けたら最高で、資産が増えることで消費が増える資産効果というのも大きくあるのだろう。ただ、それと同時、またはすぐ後に立ち上がるのは、

「このお金の投じ方は適切なのか」

「他の、より魅力的な投資先があるのではないか」

という問いだ。

投資を始めた人全員ではなくとも、一定割合の人にとって、これは一度気になり始めたら止められない問いであり、つまり一生ついて回る問題となるはずだ。

 

もちろん、ここで言う”魅力的な投資先”というのは金融商品に限るものではない。日本中や海外を自分の目で見に行きたいとか、気になっていた歯列矯正や語学学習みたいな自己投資。応援したいソーシャルセクターへの寄付とか、もっと身近な人、例えば親を旅行や食事に連れて行ってあげたり、子どもと一緒に今しかできない体験をしてみるということもあるかもしれない。

つまりこれは、投資するのか消費に回すか、はたまた寄付するかという問いであると同時に、未来に張るのか現在に賭けるのかという選択でもあり、お金だけでなく時間をどう使うのか、何に優先的に振り向けるのかという問いともほぼ同義、または隣接したものと言えそうだ。

 

そんな風に考えていくと『Die with zero』という本が売れていることも納得がいく。40万部突破という情報を電車の広告で目にした時は驚いたが、

・楽しいことは先送りするな

・今からどんどん経験に金を使え(死ぬときはゼロにしろ=Die with zero)

・そうして蓄積される思い出こそが最大の豊かさの源泉だ

そんな主張をイソップ童話のアリとキリギリスの話を持ち出しながら語りだしていく本著は(アリは確かにせっせと働いて偉いけど、彼はいつ遊ぶのさ?)、貯金も投資も大切だが未来への備えであり、未来ばかり見ていると今を見失うぜというのが著者の渾身のメッセージなのだろう。

この本のタイトルを安易に「経験のすすめ」とかにせず逆説的に「Die with zero」と題したところが素晴らしいし、ヒットしているということは投資の先にある投資的な思考や行動が芽吹きつつある、少なくともそういう方向に世の中が動こうとしている証左である気がしている。

 

個人的には、この正月はのんびり過ごしつつ家族や親族と色んな話をしたが、深大寺の植物園を歩きながら長男と話したことが印象に残った。鉄道の好きな彼とウガンダ(アフリカ)に傾倒する僕の話が相まって、テレビの番組で今年開業する予定の高輪ゲートウェイにJRが投資している6000億円、そのお金をウガンダの街づくりや都市開発に活かしたらどんな風にできるだろうか、そんな話になった。ウガンダは若い人が多くエネルギーに満ち溢れているが、内陸国で港がない上に、道路など物流網が弱く競争力がない。そんな話をする中で長男がゲートウェイ6000億円の話を持ち出したので、そうそう、そういうことだよ!と大いに盛り上がったのだ。

1999年に村上龍が著した『あの金で何が買えたか』は、バブル崩壊後に銀行に投入された千億・兆円単位の資金があれば他に何ができたのかを絵本で見せるという、実にシニカルな作品だった。でも、まさにそういう思考こそが投資家的であり、よりbetterな行動を、ひいてはよりbetterな未来を引き寄せるものだと熱く伝えてみた。まぁ、彼は僕にそんなことを言われずとも自分の興味に全リソースを投入し続けており、そのプロセスで色んなスキルを獲得しつつあるように思うので、何にも心配していないのだが。

 

一定の時間をかけてコツコツ稼ぐこと。稼いだお金を投資に回すこと。そして適切にどんどん、自分に、他者に、社会に対して使っていくこと。

別にこれは金持ちに向けた話ではなく、金持ちは使うことに重きを置けばいいし、まだ資金が不足すると思う人は稼ぐことと投資に重きを置けばいい。

以前どこかで読んだ「真実はいつも中庸の中にある」という言葉が好きで気に入っていて、これを換言すると、要するにバランスが大事だよというごくごく平凡な結論となってしまうのだが、でもそういうことではないだろうか。

こんなことを書いてしまったので、自分としては今年もしっかり稼ぎつつ、自分のお金・自分の時間を前向きに、適切に、カラッと気持ち良く処分していこうと思う。皆さんにとっても楽しい一年になりますように。

次男の自慢話とCM

ひとつ自慢させてください。僕の10歳の次男は、僕が夜遅めに帰宅して小腹空いたからりんごを食べようとすると、「切ってあげようか」と言って本当に皮剥いて切ってくれるのです。

ましてや少し気持ち的に疲れている時などは、それが特に心に沁みること、沁みること。

「優しい子になって欲しい」と思って育児にあたったことは特にないですが、結果としてとても心優しい人に育ちつつあるようで、親としては嬉しいです。

そういうことを今日、当人のいる前で当人に聞こえるような声で妻に伝えたら、何だか照れくさそうにしていましたが、こうしておくと次回もまた期待できるので、これは僕の打算です。

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ここで年末なのでCMです。

SOW EXPERIENCEのギフトは年末最後のボードゲームギフトの発売を終え、用意していたラインナップが全て出揃いました。

クリスマスのお祝いやパーティ景品で最も定番の商品は、前も今も変わらずFOR2ギフトやレストランギフト、個室スパ&エステあたりですが、eギフトも大充実してクリスマス当日とかでも贈りやすくなったので、またぜひ思い出していただけると嬉しいです

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ちなみに彼は今、1月と3月の短期海外留学を控え英語の勉強に精を出しています。10歳単独での海外滞在ということで親がやるべき準備もそれなりに大変なのですが、当人の頑張りを見ているとこちらもやる気が湧いてきます。

そして前から薄々感じていたことですが、勉強スタイルの変化は自分たちの頃と比べるとあまりにも大きく、感心するばかりです。YouTube、ポッドキャスト、duolingoをはじめとしたアプリ、、、教材が無限にあり、かといって選択に迷っている様子でもなく頼もしさを感じます。一方で、昔ながらの単語帳とかテキストも割と中心に据えられているのも印象的。

今まさに学んでいる単語や文法も大事だけれど、今抱いている目的意識とか、それに向かうプロセスとか、そういうことこそが全てに通ずることだぞと日々、発破をかけながらやっております。

 

最近親子ではまっているF1のプレステのゲームとかも、彼の上達速度が以上に早いのは、きっとYouTubeによるところが大きいはず。カート場などリアルのサーキットの運転などを見ていると、彼も確かにセンスはありそう、けれど僕も割と運転には自信があるので、いきなりそんなに大きな差がつくとは思えないのです。が、実際には大きな差があり悔しい思いばかりしているので、単なる負け犬の遠吠えですね。

 

以上、次男の自慢話とCMでした。

【保存版】2024年末 SOW EXPERIENCE贈り物ガイド

さて、やってきました年末です。ギフト屋であるSOW EXPERIENCEとしては一年を通して最も忙しい時期となります。

今年は特に年の後半に多くの商品を発売しておりまして、まとまって案内するなら今がベストと思い、少し分量多めですが紹介させてください。

ちなみに少し青臭いですが、贈り物が何であれ、その本質は「あなたをのことを大事に思っているよ」という気持ちやメッセージだと思います。食べ物に例えるなら、それこそが料理そのものであり、気持ちありき。僕らがやっているのは、その料理を盛り付ける器をつくることです。

この1年もそんなスタンスで、気持ちやメッセージを盛り付けるに相応しい器を色々用意してきたつもりです。「贈り物が必要だ」と思った時に、できればこのブログを思い出していただき、オンラインストアや、ロフトや百貨店などの売り場などを覗いてみていただけると嬉しいです。

(このブログは年末に向けた商品案内のサブ特集のような位置づけで、メインの特集はオンラインストアにクリスマス2024ページがありますので、ぜひそちらをご覧ください。キービジュアルはこんなイラストです↓↓)

まずは定番のおさらい

何度贈っても(贈られても)楽しい"ペア向け"のFOR2ギフト

FOR2ギフトというのは、ふたり(ペア)で楽しめるコースだけを盛り込んだ体験ギフトで、1万円から5万円まで4つの価格帯が用意されています。クルーズから酒蔵見学、アウトドアアクティビティや文化体験などジャンルは様々、利用できる施設も全国に広がっています。

ちなみにFOR2ギフトと名がついているのはFOR2シリーズのみですが、それ以外にも後ほど紹介するレストランギフトとかアフタヌーンティチケットオーベルジュチケットなど、(FOR2という名前こそついていないものの)ペアで利用できる商品は多数取り揃えています。選べる選択肢が広いので、毎年贈っているという方も時たまお見かけします。

FOR2ギフト シリーズページ 

食事券ならレストランギフト

世の中には色んなタイプの食事券が存在しており、その多くは企業のキャンペーンやゴルフコンペ、冠婚葬祭で利用されているのに対して、SOW EXPERIENCEのレストランギフトは、その大半が個人間の贈り物として利用されている点がユニークです。どちらが優れているとかではなく、私たちは単純に、個人の方が贈りやすいパッケージやチケットのデザイン、掲載レストランの選定などを行っている結果だと思います。

ド直球のレストランギフト以外にも、カフェで3000円分の飲食ができるカフェチケットとかバーガーチケット、ホテルでアフタヌーンティを楽しめるアフタヌーンティチケット、そして焼肉店が選べる焼き肉ギフトなども人気です。ちなみにどれも(カフェ・バーガー以外は)ペアチケットになっている一方で、予約時に人数を追加することなどももちろん可能です。

昨年発売して、まだ割と新人とも言えるホテルランチギフトも人気商品の仲間入りを果たし、今年は少し高価なホテルランチギフトPLUSもリリースされました。今年発売の水辺のレストランギフトも既に存在感を示し始めております。個人的なおすすめは葉山のスケープスで、森戸海岸の穏やかな波を眺めながら食事を楽しめます。

食事券の特集ページ



「自分を大切にする時間」を贈るなら個室スパ&エステチケット

これも定番中の定番です。以前は東京・神奈川など首都圏が中心でしたが、今は京都や大阪・兵庫エリアを収録した個室スパ&エステ関西版などもラインナップされています。

個室スパ・エステ シリーズページ

少しラグジュアリー度合いを高めたホテルスパギフトも定番化しています。関東・関西エリアのラグジュアリーホテルやリゾートホテルに併設されたスパを収録しています。一流ホテルでのホスピタリティあふれる施術はもちろんのこと、プールや温泉などの付帯施設も利用できるという点が人気の秘訣のようでして、インフルエンサー向けなど推し活ギフトとして利用されることもあるようです。性別問わず使える施設も充実しているので、男性向けの贈り物としてもご利用いただけます。

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2024は旅のギフトが大充実

「旅ギフト」の新定番、旅と体験のギフト

今年後半は、旅にまつわるギフトをたくさんリリースしました。旅はみんな大好きだし、それなら贈られたら嬉しいし、贈りたい人もきっと多くいるはず。けれど今世の中にラインナップされている旅のギフトは金券だったり高価だったり、何となく親しい人に贈る形状や雰囲気ではなかったりする。

そんな課題意識から商品化の検討が始まり、結果として生まれたのが旅と体験のギフトシリーズです。1万円から5万円まで4つの価格帯で展開されており、1万円は湘南鎌倉や箱根、熱海など人気の観光エリアを日帰りで楽しめる体験を中心に、高価になるほど宿泊施設なども選べるような設計になっています。最近は全国のフェアフィールドbyマリオットの掲載がスタートしたり、中身もどんどん充実してきております。

旅と体験のギフト シリーズページ

寒い冬に温泉の日帰り旅を贈りましょう

温泉&スパギフトは10月に発売した新商品です。これは、他商品の中で紹介していた人気観光地の温泉&ランチセットのコースがとても人気なことを受けて商品化したものです。特に人気なのはヒルトン小田原リゾート&スパや東府やResort&Spa-Izu、箱根の蕎麦 貴賓館、熱海のホテルニューアカオあたりです。

クリスマスプレゼントに温泉は妙な感じもしますが、寒くなる1-2月に利用することを考えると実は良いアイデアなのでは?という気もしております。

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オーベルジュやドッグリゾートも健在、新顔SANUも

日本全国の人気オーベルジュが選べるオーベルジュチケットや、愛犬家の方に「愛犬とのはじめての旅行」を贈れるドッグリゾートギフトなど、以前からある旅のギフトも定番化しています。掲載施設も徐々に増えていますので、贈った相手の方にぴったりの施設がきっと見つかるかと思います。Live with natureを掲げて快進撃を続けるSANU 2nd Homeとのコラボ商品なども展開しています。

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“お届け”ギフトも色々あります

美味しくて優しいGOOD◯◯シリーズ

SOW EXPERIENCEのギフトは「体験」というキーワードにつられてお出かけのイメージが強いかと思いますが、それだけではありません。

例えばGOOD FOODS GIFTでは美味しいだけでなく、体に優しく環境への負荷が少ない、そして生産者のこだわりの詰まったグルメカタログで、贈られた方は一つ選んで取り寄せることができます。個人的なイチオシは三崎恵水産のごちそうツナ(マグロのコンフィ)で、6種類のコンフィがセットになっています。

同様のコンセプトの飲み物版GOOD DRINKS GIFTもラインナップされており、つい先日はGOOD SWEETS GIFTをリリースしました。発売間もない商品は直営のオンラインストアのみでの販売だったりしますが、順次、いろんな売り場に展開されていくことと思います。

出かけた先で何かしらアクティビティを楽しむのは体験として分かりやすいですが、自宅で美味しい食べ物をいただくのも、これまた素敵な体験。体験のギフトを真正面から捉えていく中で、必然的に生まれてきたラインナップとも言えます。

お取り寄せグルメ シリーズページ

コーヒーやカレー・絵本も「選べるギフト」になりました

他にもあります。こだわりのロースタリーが焙煎したコーヒー豆を選べるコーヒーギフトや美味しいレトルトカレーや冷凍カレーが選べるクラフトカレーギフトなどもあります。

出産祝いにはえらべる絵本のギフトも人気で、「リズムがある絵本」「自然を身近に感じる絵本」など9つのテーマから1つを選べます。各テーマは3-5冊の絵本がセットになっていて、自宅に届きます。

www.sowxp.co.jp

 

えらべる絵本のギフト シリーズページ

 

以上になります。他にもご案内したい商品は色々あるのですが、詳しくはサイト内を徘徊いただき、ご自身で発見していただけますと幸いです。そして最後に1点だけ!

eギフト商品、大幅増

今年は昨年と比べるとeギフト対応商品が大幅に増えています。(そして、年末にかけてこれから更に増えていきます)

LINEやメールでサクサク贈れるので、住所が分からないとか、贈ろうと思った瞬間に贈れたり、そのあたりが便利なのだと思いますし、複数人に贈りたい場合とかにも威力を発揮するはずです。

eギフト特集ページ ※一部未反映の商品などもございます

 

この贈り物ガイドが、忙しい年末の中でも皆さんの家族や友人、同僚などとの関係性を維持する上で何かお役に立てますと嬉しく思います。

そして最後になりますが、最近はSOW EXPERIENCEとしてnoteやインスタグラムを通じた情報発信にも注力しているので、ご興味お持ちいただけましたら覗いてみてください。

 

◎note(商品開発ストーリーなどを掲載)

note.com

◎公式インスタグラム(商品紹介中心)

https://www.instagram.com/sow_experience/

◎インスタグラム(お出かけ情報の紹介中心)

https://www.instagram.com/sow_experience_mag/

友人の著書発売に向けた応援投稿

友人が本を出しました。駅ナカの小さな書店でも平積みされているのがすごい。

昔から読書家でバックパッカーで物知りだった彼は、大学1年の頃にパソコンの授業で出会って一緒に遊んだり一緒にいろんな活動をし始めた当初から、言葉選びや物事の本質をズバッと捉える才能がありました。

 

2005年のSOW EXPERIENCE設立時、しばらくの間掲げていた「我々のめざすこと」というミッション・ステートメントも彼によるテキストで、当時その文章はとても人気があり、多くの人から評価いただいたことを今でもよく覚えています。

 

そして当時はギフトで紹介しているすべての体験に、それぞれキャッチコピーがつけられていました。

 

ワイルドスピード!激流ドライブ!(ラフティング)

おいしい器の、作り方(陶芸)

乗ってきな、江戸っ子のオープンカー(人力車)

 

これらのコピーも初期の大部分は彼によるもので、これまた割と人気がありました。

 

今は同じ街に住んでいるので、日々すれ違ったり、一緒に食事をすることも多いのですが、それに加えて彼の本文であるマーケティング的な視点で助言をもらうべく仕事の相談をすることも少なくありません。

 

そんな彼の初の著書。

僕はこれまで散々、その知見の恩恵に預かってきているわけなので、オススメできるのは大前提です。気になるのはそこからで、ある程度売れた後にどんな展開が待っているのか、それを楽しみに様子を伺っていこうと思います。

どんな展開になろうと、曜日問わず朝は鎌倉の海に入って波乗りして、そこから仕事に向かうようなスタイルはきっと変わらないと思いますが。

 

2月に出した自分の本と並び、近しい友人のひとつの節目かと思い記念投稿でした。

 

www.sunmark.co.jp