オリを凌駕するパラ

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N=1のマイノリティな事象に過ぎない可能性も高いが、割と示唆的かつ社会的にポジティブな気がするので、下記共有。
共に過ごす子どもたちを見ていると、彼らにとってはもはやオリンピックよりもパラリンピックの方がコンテンツとして勝っているように見えるのです。
バスケは車椅子バスケの方が魅入っていた気がするし、陸上とかも「片脚のない人が義足をつけて競走してる」方が絵的に強いのか、すげーすげー言いながらテレビ画面を観ているのが印象的だった。

そして、さらに面白いなと思ったのは、普段の遊び。
僕らは海が近いこともあって、日頃から割と浜で走り幅跳びとかをしてるのだけれど、最近はその走り幅跳びが目をつぶって跳ぶスタイルに変わった。
確実に危ないし、僕はまだ怖くてチャレンジしてないのだが、(パートナーとして声がけを担当する僕のスキルが向上したこともあって)子どもたちは適切なタイミング・ポイントで踏み切れるようになって、ぴょんぴょん跳んでいる。
今は少し落ち着いたがいっとき流行っていたイエナカでのテーブル卓球も、長男などは片腕をTシャツの中にしまい込んで片手でやっていた。

コロナ前、ソウ・エクスペリエンスで一緒に働くメンバーと声をかけあって車いすバスケやブラインドサッカーを観戦とか体験しに行っていたり、そういう場に子どもも連れて行ったりしていた特殊事情も少なからず影響しているとは思うが、10歳前後という最新の感性をもつ世代がオリンピック以上にパラリンピックに興味を抱くことには、やはり大きな変化を感じずにはいられない。
かく言う僕も最近のテニスはフェデラーでも錦織でも大阪でもなく、国枝選手の結果の方が気になったりもする。

オリ・パラの今後の行方とか、場合によってはいずれ統合されちゃうの?みたいな話は色々議論があるのだろうけれど、少なくとも想像を大きく超えてきそうな変化が小さな体の小さな脳内では既に起きつつあることを、とりあえずここに記しておきたい。色々楽しみである。添付は昨年1月、ボールを触る前に車椅子の操作練習を行う僕と長男次男。パラ日本代表で活躍した選手が出場する試合も間近でたっぷり観ることができて、今思うとこの日はかなりのGOOD EXPERIENCEだった。

何となく無題

池袋の自動車暴走事故、被告は控訴しないとのニュースが心に残った。奥さんと子供を亡くした方の発信はとても理知的な印象を受けていたので、これで少しでも穏やかな気持ちを取り戻すことができればと願うばかり。
そして被告は判決を受け、やはり自らに非があったことを全面的に受け入れ心からの謝罪をしていると。いやいや最初から分かって、、、と突っ込みどころは沢山あれど最終的に受け入れたことは評価したいし、被告が過失を認めず真っ向対決になったからこそここまで社会問題化し、(コロナでデジタル化が一気に加速したように)高齢者ドライバーや自動運転にまつわる様々な議論が加速した可能性は高いように思う。2人の命はひたすら重いが、きっと、そういう形で社会に還元されるのだと思えば少しは気持ちが和らぐのだろうか。僕は完全なるただの傍観者なので知る由もないが、ともかく遺族の方にまずはお疲れ様を伝えたい。
ちなみに同様な人も多いかもだが、歩いてる時も運転の時も、僕は必ずドライバーの年齢は確認するようにしていて、それにより自分の行動を変えている。自動運転プログラムに「手動×高齢者」運転と思しき車の近くは回避するアルゴリズムが追加される日もそう遠くないのではないかと思う。もしくはもう既に実装されていたりして?!あり得る。

スイカ大作戦とフードドライブ

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夏前くらいに逗子の福祉団体にある程度まとまった寄付をした。使途を指定できるというので子育て中の困窮世帯に使って欲しいと伝え、その第一弾として「夏のスイカ大作戦」と銘打って大玉のスイカを数十の家庭に配布してみた。
通常、フードドライブと呼ばれる食料の回収及び配布は保存食や乾物が中心で、生鮮食品は扱いづらいようだが(そりゃそうだ)、とはいえたまにはフレッシュなものもあれば嬉しいだろうし、ついでに花火もセットにしたら夏の良い思い出になるのではと盛り上がり、まずはやってみることに。幸い、妻が規格外野菜の瓶詰め商品を販売していることもあって、自宅近くの三浦で美味しいスイカを仕入れることができたのも良かった。
コロナもあって多くの人が経済的に苦しい状況に追い込まれている中で、福祉協議会の方々の仕事もそれなりに逼迫していることは間違いなく、そういう中で「なぜ今そんなエッセンシャルでないことを」という議論が組織内であっただろうことは想像に難くない。けれども、小さな規模とは言え、当初話していた通り比較的早い段階で実行にこぎつけられたことは素晴らしいし、担当のOさんグッジョブ!!!に尽きる。さらに「やはりスイカは紐で括るに限る」ということで職員の方々が丁寧に紐を細工して手持ちで配布していただいたようで、そんな芸の細かさにも頭が下がる。
ちなみに、さすがにスイカ大作戦は飛び道具的な側面が強いので、今は逗子のフードドライブ事業そのものをもう少し盛り上げていけないか、協議を続けている。あくまでも事業主体は福祉協議会だけれど、もう少し寄付以外に自分の役回りを期待されているように感じるので、暫くは臆せず意見しつつ様子を見守っていこうと思う。そんなわけで国内外問わずフードドライブ事業の実践例や成功・失敗例などもしあれば知見を集めていきたいので、ご存じの方は教えていただけると嬉しいです。寒い冬を乗り越えるためのコートドライブなども海外にはあるみたい。(難民支援協会でも冬の支援が一番過酷と聞いたことがあったので、そういった食品以外の◯◯ドライブもかなり有効そうではある)
そして逗子の方々は、いつでも協力者求む!!!なので、ぜひ積極的に巻き込まれていただけると嬉しいです。

海泳ぎ

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この夏はそれなりに海で泳いだ。週に最低でも1回、できれば2-3回泳ぐのが精神的にも身体的にも程良く、どうも海水での息継ぎが苦手で泳ぐといえばプールだったけれど、緊急事態でいつも利用しているプールが閉鎖されてしまっては仕方ない。でも、週に幾度も海で泳いでいれば慣れるもので、回を重ねるごとに抵抗が薄らいでいった。
海で泳ぐことに気持ちを向かわせてくれた理由はもう一つあって、それは「オクトパスの神秘」というNetflixのドキュメンタリーだ。南アフリカ人の映画監督が、少し人生に疲れて地元の海に潜り始め、そこでとあるタコと遭遇。何を思ったか彼は「彼女(タコ)に50日連続で会いに行こう」と決意し、結果的に1年間通い続ける中で起きる様々な出来事が美しい映像にまとめられている。タコの知性や人間との交流など驚くべきシーンが色々あるが、ぱっと見た感じ普通のおじさん(体型もいたって普通)が、こんな美しい映像作品を作れるくらい、毎日毎日長時間(推定5-10分くらい?)素潜りをしているのを見て、何だか海沿いの住人として悔しさを感じたのだ。彼は南アフリカの荒海、僕は逗子海岸の穏やかな海。彼は軽く5-10mくらい素潜り、僕は1mくらいのビーチ沿い。まだギャップは大きいものの、数年前に苦手だった泳ぎを克服して1km泳げるようになった時と同じように、今回も海で泳ぐことの抵抗がなくなった自分を褒めてあげようと思う。

異常

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銀行のシステム障害と同様、頻出し過ぎるが故に慣れてしまった感があるけれど、やはりこれは異常なことだと言わざるを得ないし、2021年の日本でこんな事件が起きることが、ただただ悲しい。この映像はTVerで29日まで観られるようなので、1.5倍速とかでも構わないのでぜひ見て欲しい。
僕は以前から、親しい外国人の就労やビザ取得のサポートをすることが度々あるけれど、それがうまくいかずに不法滞在になるとこんな結末が待っているのかと思うとゾッとする。難民への不寛容さもとっっっっても気になるところだが、それはもう少し大きな国民的議論や合意形成が必要な気がする一方で、入管に収容された人が収容中に普通に生きていけるようにする、死なないようにすることは、やはりあくまでも入管の問題なのではないだろうか。
いずれにしてもこれは異常だし、一人でも多くの人が、適切に、異常であると認識していくことが大事だと思う。
https://tver.jp/corner/f0081578