事故に思う

観光船の事故や幼稚園バスの事故、その後の当事者の会見の様子などを報道で見るたびに、もっとマシな物言いがあるだろうという気持ちと同時に、自分があの立場だったら本当に自分が思うほどマシに立ち振る舞えるだろうかと考えることがあります。そして会社を運営する者としても、顧客や社員に対して大きな責任を追っていると感じることが少なくありません。体験ギフトを通じて年間数十万人が何かしらの体験をしていたとしても、体験している当事者にとってはひとつのチケットと体験が全てであり、そのために誰かを誘ったり移動したり汗かいたり帰路にお土産屋に立ち寄ったりするわけなので。社員も然り。どんなに社員がたくさんいても、それぞれの生活があり家族がいるわけです。 物事には取り返しのつくこととつかないことがあって、日々の生活や仕事の中で取り返しのつかないことをしてしまった、、、と思うことの大半は地球滅亡とか人の死と比較すると取り返しのつくことが大半です。でもやはり取り返しのつかないことというのは少なからず存在するし、それは何処かの誰かの身に一定頻度で起きてしまいます。それは生きている限り避けられない。だからこそ、そのリスクに常に思いを馳せて、可能性を下げ続ける行動をできていたかどうかが肝だし、それはきっとリスクを減らすという形で結果にも反映する。それでも起きてしまった事故に関しては説明を果たしつつ司法の手に委ねる。 全てが何事もなく進んでいくことがもちろんベストですが、どこかで何かが起き報道が集中する度に、せめてそのことは思い起こしつつやっていきたいなと思う所存です