アフガニスタン

日々の生活で困っているわけではないけれど、10年後にどうなっているか全く見通しがつかない、それが問題。週末に食事をしたアフガニスタン人はそう話していて、テレビ越しの問題だと思っていたアフガニスタンの戦争やタリバン政権の話が一気に身近に感じられました。特に女性は教育の機会が奪われただけでなく、テレビキャスターであっても目元以外はヒジャブで覆っていなくてはならず、良い未来が全く描けない状況であると。一方で新しく事業を立ち上げる人はいるし、そういうチャンスは外国人にも開かれているようで、アフガニスタン人が今国を出るには困難が伴うものの、そういうチャレンジの機会があることに対してはバランスの悪さを感じながらも一縷の望みがあるのかなと感じました。今アフガニスタンで事業をしたいと思う人がどれだけいるか、、、かなり怪しいですが。 ちなみに日本国内で報道されているとおり、数年前に銃撃されて亡くなった中村哲さんのことは大半のアフガニスタン人がリスペクトしており、今でも絶大なる人気があるとのこと。彼が唱えていた「毎日4時までは会社のために、6時までは国のために働こう」という提案を今も多くのアフガニスタン人が記憶していると、一緒にランチをした朗らかな彼は陽気な笑顔で教えてくれたのがとても印象的でした。 冒頭の話ですが、希望が見出せないのは由々しき問題だと思います。僕も創業してから給料10万円の時期がだいぶ長かったけど、諦めずやってこられたのは希望があったからに他ならなくて、フィジカル的な栄養と並び希望は精神的な栄養なのだと思うのです。今自分にできることは、せめて、日本にいる彼のようなアフガニスタン人を色んな側面で支援することくらいですが、お節介精神を発揮してできることは惜しみなく手助けしていこうと思います