遅リンピック

最近、息子とプールに行った際に「いかに遅く泳げるか」を競いました。でも、沈んだら負け。これが意外に楽しいのですが少し時間が経つと死んだふり競技みたいになってくるので、そしたらルールを変えて「いかに普通に泳いでいるように見せかけて後ろに進むか」の挑戦。これは少しやってみると選択肢が思いのほかないことに気づくのですが、こんな風に通常とは別軸で腕比べをすることは割と楽しく、ハンデとか言わずに大人も子供も同じ土俵で戦えるように思います。 そういえば先日購入したアートは「遅四駆」で、見た目は一見アクリルケースに入れられたミニ四駆。けれどこのミニ四駆、通常は速さを競うものですが、実はアクリルケースの中で凝視しなくては分からないほどゆっくりと車輪が回転していて、これはなかなか面白いなと思い買ってみました。 ウガンダでの商売も、もちろん商売なので売上や利益のある程度の最大化は図るものの、シングルマザーの雇用とか地域コミュニティへの貢献とか、もしくは仲間同士の家族的つながりとか、とにかく数字的な戦い以外の要素や力学がとても強く働いているように思います。 ビジネスだけではない、多面的に考えながら地球のサステナビリティを考るという呼びかけが始まって久しいですが、そんなコンセプトが必要なのは歴史的世界的にごく限られたスコープなのかもしれない。そんなことをふと思いました。オリンピックでもなく、パラリンピックでもない。遅リンピックみたいなのも面白いかもしれないですね。 今週もお疲れさまでした。皆さま良い週末を