2026-01-01から1年間の記事一覧

良き日

ここ数日は良いことがいくつかあった。ひとつはSOWの社員に賞与のお知らせをして、喜びのリアクションをたくさんいただいた。これは明らかに役得で、皆で得た利益を皆で分配する、自分は単にそのハブになっているに過ぎないわけで、有難うございますと言われ…

子どもの幸福に向けて

子どもの幸福を願うのは、全ての親の共通の願い。けれど幸福ほど外部から届けることが難しいものはなく、一番手にして欲しいものなのに、そればっかりは、自分で獲得したり、感じ取ってもらう他ない。親ができるのは、せめて、助走に付き合ったり、最低限の…

黒崎さんとの思い出⑥ー状況を作るー

黒崎さんはよく「状況を作る」という言い方をしていた。状況という言葉は通常、今または過去のことに使われることが多い。そしてどちらかというと客観的に表現する時に使われる言葉だ。けれど黒崎さんの言う「状況を作る」は明らかに未来を指していて、客観…

想定外をもたらす装置

先日の採用面談で面白い話を聞いた。彼女はよくキャンプに行くという。固定メンバーは彼女と、行きつけの居酒屋の店主。それ以外のメンバーは毎回バラバラで、基本的には居酒屋の常連。はじめましての人も少なくなく、そういうメンバー数人と待ち合わせて、…

不機嫌という支配

もっと家事育児に協力してくれと言うと、だったらお前が働いて大黒柱になるなら俺が家事育児をすると言われる。時短で働くママが、そんな愚痴をこぼしてるけど、どうすればいいのだろう。 先日の投稿にこんなコメントをもらった。ママ”たち”と書いていたから…

統計外のヒーロー

連休中、少し驚いたことがあった。自宅に招いた友人の中で、ふたり、同年代(40代)の男性が近いうちに仕事を辞める、もしくは仕事時間を半分くらいにすると話していた。当面の間は妻側を中心に稼いでいき、家計を回していくことにするらしい。理由は両者と…

黒崎さんとの思い出ー⑤何が問題かが問題だー

金曜日、黒崎さんの着ていたウールのセーターを、僕に似合いそうだからとオフィスまでわざわざ持ってきてくれた友人がいた。 そこでまた、ひとしきり思い出をしていたのだが、 何が問題かが問題だ。What is the problem, is the problem. 黒崎さんはよく、そ…

賢くも切ない幼児の知性

昨日、5歳の三男と近くの堤防まで釣りに出かけたのは5時前だった。昼から夕方まで、それはそれは馬鹿げて賑やかな友人の企画した海の運動会があったので、そこで散々遊び、最後の種目(綱引き)を終えて家で着替え、竿やら餌やらを準備してから向かった。 釣…

コーヒーゼリー

実家で相続の話し合いがあるから同席して欲しいと言われ、夜、行ってきた。来訪者は税理士さんと司法書士さん。ひとつはふたつは波乱があるかと思いきや、終始、割とスムーズに話し合いは進み、1時間強で終了。引き続き穏便に進みますように。でもひとつだけ…

黒崎さんとの思い出④ー最初で最後のUS TOURー

2013年に一度だけ、黒崎さんと一緒にアメリカを横断するツアーを実施したことがある。結果的にはこれが最初で最後になってしまったのだけど、SOWの「GOOD TRAVEL EXPERIENCE」という事業にしていこうという構想の一環で、6人が参加してくれた。とはいえ、ほ…

黒崎さんとの思い出③ー西村くん、講義をやってみな。テーマは”仕事”でー

黒崎さんとの関係がより一層深まったのは、自由大学の講義を担当し始めた頃からだった。 自由大学は、黒崎さんがスクーリングパッドに続いて立ち上げた学校だ。スパイスや日本酒、占い、本など、何かに強い情熱を持った人がいて、その魅力を伝えたいと思い講…

黒崎さんとの思い出②ーお守りがわりの救いの言葉ー

嬉しいことに、スクパ(スクーリングパッド)が終わったあとも、黒崎さんとの関係は続いた。 バリのヴィラに連れて行ってもらったり、クロテル(黒崎輝男の略)事務所にお喋りしに行ったり、SOWのオフィスでみんなでランチをしたり。会社の資金繰りが厳しい…

黒崎さんとの思い出① ー売られたパー券は、買うしかないー

2005年頃だったか、IDEEをやめた黒崎さんが、スクーリングパッドという学校を立ち上げたと友人に教えてもらった。とりあえず説明会だけでも覗いてみようと思い、軽い気持ちで足を運んだ。デザインコミュニケーションという学部名がついていたのだけど、正直…

黒崎さんとの思い出ーイントロー

黒崎輝男さんが亡くなってしまった。いろんな場所で、たくさんの時間を一緒に過ごしてきて、自分に大きな影響を与えてくれた人だった。 関係性を一言で説明することはできない。大先輩でもあるし、師匠のようでもあるし、恩人でもある。ただ、どれもしっくり…

割とうまくいった読書の習慣化

本を読む習慣のなかった長男が、ここ最近、この本面白いとか、こんなことが書かれていたと、本をネタに話しかけてくるようになった。 今は植村直己さんの『極北に駆ける』に衝撃を受けているようで、それをネタに日々何かと言葉を交わしている。一年前はほぼ…

「助けてほしい」

「助けてほしい」。 その一言を言えれば楽になる場面は、きっと世界中にたくさんある。 でも実際には、それを言えずに苦しんでいる人も多い。場合によっては、そのことが命に関わったり、よからぬものにすがってしまうことさえある。 助けて欲しいと、言えば…