300万倍の効率アップをもたらす複利パワー。

よく言われることだけれど複利のパワーは凄まじいです。 3%複利だと20年で1.8倍、5%だと10年で1.6倍、20年だと2.6倍、30年で4.3倍。 (ちなみに複利の計算で「金利(%)×お金が倍になるまでの年数(年)=72」という72の法則というものがあって、覚えておくと便利です。) そしてこれ、企業価値や生産性向上にも全く同じことが言えるなとふと先日思いました。 企業価値や生産性を1%向上させる何かしらのアイデアを年に3つ、一人の社員が考案すると1.01の3乗で1.030301つまり3%アップになります。 これを社員50人で行って各アイデアが全体の1%に影響をもたらすとしたら、更にその50乗で4.448422・・・つまり約4.4倍の企業価値・生産性アップ。 更にこれを10年続けたら(=10乗)値は300万を超えてきます。 何が言いたいかというと、皆さんが「ちょっとしたことだから」と提案していないその気づきやアイデアも、皆が躊躇せず発信して改善し続けると、まさにチリツモ、とてつもない変化を中長期的にもたらすのだということです。 と、ここに書いたようなことを、規模が拡大しても全体的に、何となく共有・維持できていけると(それを文化と呼ぶのか?!)良いのかもしれません。 多分これはビジネスの現場のみならず、(猛烈に練習・研究するのは前提で、その上で)練習・研究方法そのものを常に改善し続けるアスリートや研究者とかにも通ずる話なのではないかと思います。 ※社内向けエッセイからの転載なので文中の「皆さん」=「社員」です。