瓶詰め妻(びんづめづま)。

「脱気」と書いて「だっき」と読む。

この言葉、聞き慣れないと思うが新年明けてから我が家の再頻出バズワードだ。

体験ギフトも負けず劣らず頻出ワードだが、今年は残念ながら脱気に負けてしまった。 だが仕方ないというか、負けても清々しい気持ちではある。

なぜなら妻が起業したからだ。

友人の皆さんはご存知の通りだと思うが、起業したと言っても、 彼女は元からいろんなことをやっていた。

靴屋の店員 ・幼稚園の臨時先生 ・ケータリング ・イギリスの下着輸入販売 ・カフェ運営 ・おっぱいマッサージ ・5ヘクタールの畑手入れと作物販売

ほんと貴方は七変化だねとよく茶化して笑っているのだが、 今パパッと脳内掘り返しただけで7つ出てきてまた笑えた。

と思いきや早速の上方修正、、、もうふたつ思い出した。

・東欧のオーダードレス生産販売 ・味噌づくりはじめ色々美味しい食べ物づくりレッスン

まだまだ出てきそうだ。。

元々が七〜十変化な彼女だったので、 「起業します」という話になっても驚くに値しないのだが、 今回彼女が立ち上げようとしているプロジェクトは、 ◯熱量の注ぎ込み方が従来と比較にならない ◯社会的意義がありそう というわけで今回ばかりは単に十一変化目、、、 とはならないのではないかと勝手に密かに期待している。

では一体何をやるのか、 それは彼女がSquarespaceで夜な夜な作ったサイトを見ていただければと思うので (湯本広範にわたるサポートありがとう!!)、 僕からは2点だけお伝えしておきたい。

1.美味しい楽しい!発での食料廃棄問題への挑戦

今回彼女がテーマにしている”Canning”では、 色んな食材を安心で美味しくて保存可能な状態にすべく瓶詰め(=Canning)していく。 瓶詰めといえばピクルスやジャムがすぐに思い浮かぶが、 そこは彼女の腕の見せ所、他にも色んなCanningを考えているようである。 (既に我が家の冷蔵庫はテスト用の瓶詰めにジャックされている)

瓶詰めの何が良いって、 瓶に詰めてしまうので形が悪くても虫食いがあっても全く問題にならない点だ。

特に今回のスクールの舞台となる畑は無農薬なので、とにかく虫食いが多い。 僕も収穫作業を手伝ったことが何度かあるのだが、ルッコラなど惨憺たる状況で、 美味しいので収穫しながら虫食いルッコラのつまみ食いをするのだが、 きちんと出荷できるものは半分あるかないかという感じだ。

これまでヤギの餌になっていたこれらの野菜を瓶詰めを通じて有効活用できるなら、 世界的に様々な形で問題となっている食料廃棄問題への 一つのアプローチ方法になりそうだ。

ガンジー

「地球はあらゆる人の必要を満たすだけのものを提供してくれるが、あらゆる人の強欲を満たすことはできない」

と言ったらしいけれど、 地球がいくら人の必要を満たす分提供してくれると言っても、 地球の恵みを捨ててしまっていたら元も子もないからね。

2.月に一度、この広大な野原に遊びに来るのはなかなか悪くない

子どもが徐々に大きくなる前に葉山に引っ越したことは ここ数年を振り返ってもベストな決断のうちの一つだったなと思うが、 さすが100年前に天皇家に「別荘作ろう!」という気にさせただけあって やっぱり噂にたがわずとても良い場所。

引っ越すのはなかなか難しくても、 ひと月おきに1年通えば色んな良い発見があるのではなかろうか。 いや絶対あると思う!(なかったら相当鈍感!)

宣伝、以上! あ、ちなみに冒頭の「脱気」とは瓶詰めした後に蓋をして、 保存がきくよう密閉するために瓶ごと熱湯の中に入れて煮詰めることを言います。

というわけで覗いてやってみてください。 → Farm Canning

※Schoolの告知開始後、僕がこのBlogを書くまでのほほんとしていたら、 思いの外反響が大きく良いペースで申し込みが入っているようなので、 ご希望の方はお早めに。

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