先日の"瓶詰め妻"のブログはなかなかの反響で、 なるほど今を生きる人たちはこういうものに関心があるのかととても参考になった。
Farm Canningスクール自体も告知4日目にして既に定員に達し、 さらに今も申し込みが相次いでキャンセル待ちという状態のよう。 いやはやすごい。 とはいえまだまだスタート前の段階なので、 年間を通じて最高のプログラムとなって良い形でClosingとなることを願うばかり。
妻が勢いづいてるのは分かったけど、旦那(僕のこと)の最近の状況はどうなのよ? アフリカづいてるらしいけど、本業はどうなってるのよ? と気にかけてくださる方、ありがとうございます。ありがとうございます。
どんな状況かと言うと、追い込まれている。
これだけ聞くと心配になること請け合いなので、 少しだけ事情を説明しようと思う。
SowExperienceは昨年5月に10周年を迎えたのだが (僕はその記念すべき当日にアフリカに飛び立ってしまったけれど。。)、 この10年を大きく2つに分けると
最初の5-6年:日本初の体験ギフトを持ち込み世に発表した時期 残りの4-5年:次なる成長エンジンを模索すべく手を打ち続けた時期
ということになろうかと思う。
後半の「模索」には度合いがあって、 最初はまだ気持ち的に余裕のある模索、 でも後半、特に昨年の暮れくらいは手詰まり感が出てきて 徐々に気持ち的な余裕が失われていった。
正直結構しんどかったが、 自分が始めた会社、 自分が招いた危機(会社の危機というよりは個人&内面的な問題だが)、 結局は他の誰でもなく全部自分次第なわけだ。 (こう割り切れるのが起業の良いところですね☆)
中には過ぎ去るのを耐え忍ぶべき嵐もあるのかもしれないが、 今回はそういう状況ではなさそうだと感じ、 何でも良い、希望を託せられる糸口を見つけよう、 ということで対話を始めた。
風呂に浸かりながら、 食事をしながら、 10年前を振り返ったりしながら、、、 とにかく対話を通じてヒントを探っていった。 そんな風に過ごして早2か月、、、、
結果として、まだ本当にこれからだと思うが、 良い形でスタートラインに立てている気がする。 気分的には相当良い感じで、 何かもう一つ二つ大きな波を起こせそうだという自信が内側から湧いてきた。 あとはこの勢いでしっかり動いて結果が伴うのを願うばかりだが、 これで結果が伴えば子どもの頃や起業した頃のような全能感を みたび抱けるのではないかと密かに期待している。
5年前はまだ向かうべき方向性、駒の進め方に選択肢があったけれど、 今はもはや選択肢があまりなくて迷ってもいられない。 選択肢が多いのは豊かだけれど、 選択肢のない強さというのもあるよね、と思いつつ頑張るだけだ。
以上書いたようなことは全部僕自身の気持ちの中の変化であって、 こうして恥ずかしげもなくさらけ出すような代物ではないのは十分承知しているのだが、 クライマーの栗城史多さんが(面識はないのだが) よく「冒険の共有」ということを仰っていて、 良い言葉だなと思ったので稚拙ながら真似ごとのようなことをしてみたつもり。
栗城さんのように単独無酸素での登山自体も困難なのに、 それを更にネットで中継しながら行うというような芸当は僕にはできないが、 そのアタックを見た人に冒険が共有され、勇気が贈り届けられる。 このブログを時たま覗いてくださる僅かばかりの人に、 同じようなことを実現できたら良いなと思いつつ。
というわけで贈り物には体験ギフトをよろしくご愛顧ください☆
今日は雨だけど、↓は一昨日の朝の海。