たかが3%の個性。

子どもを見ていると、どの子もほとんど同じだなと思うことが多い。 女の子のことはあまり分からないが(男と女は結構違う気がするので)、男の場合は、電車など乗り物が好きで、一定年齢になると“おなら・うんち・おしっこ・おちんちん”が大好きで会話の半分がこの単語で構成され、お母さんのスカートの中に潜り込んで、、、、 彼らの97%くらいの思考回路や言動は共通化されているのではないかと思えてくる。

でも一方で残りの3%のちょっとした違いも面白く、きっとここも大切にしてあげると良いのだろうな思う。 喧嘩の時に手が出る子、口が出る子、守りに入る子、言いつける子、、、 個性という言葉がマジカルワードとしてここ数十年語られている気がするが、個性とは所詮この3%、されどこの3%だと思っていれば、横並び主義の色んなことから解放され、子育ての気持ちが楽になる気がしている。

我が家の長男は最近、左右別々の靴下をはくことが当然になってきた。 夏なのに家の中でも靴下をはいてることも驚きなのだが、これはひとえに電車への愛ゆえの公道だと思われる。(もちろん靴下の絵柄は電車、写真では左がスーパーコマチ、右がロマンスカー) どこかに出かけて靴を脱ぐ場面に出くわし、周囲を見回してももちろん左右別々の靴下をはいている子は皆無。 きっとこれは先ほどの話の流れでいえば3%の部分なのであろう。 そういえば先日一色海岸に行った時はビーチに1000人ほどいる中で彼ただ一人全裸だったが、これも3%なのだろうか。

答えなどないが、何事も気負わず気楽にやるのが一番だと思う。