10/25-26 曇り時々Teach for Japanようまくいけ!

昨日は妻が運営に携わるカフェがオープン。オペレーションなど慣れたタイミングで改めて告知しますね。シェフやホールスタッフを募集しているので、ご興味ある方は是非。場所は恵比寿です。ガーデンプレースの近く。

磯崎哲也さんの書かれた『起業のファイナンス』という本がとても評判が良いようで(人気ブロガー藤沢数希さんも絶賛)、読んでみたいのだがまだ入手できていない。付近に持っている方いたらサクサク読みますので貸してください。

今日は自由大学未来の仕事、4回目講義のゲストとしてLearning for Allの松田さんにお越しいただいた。松田さんは、全米で就職人気ランキングNo.1、ハーバード学生の18%がエントリー、うち合格者は25%、毎年優秀な4000人の選び抜かれた学卒を中学校教師として2年間送り込むTeach for Americaの日本版を立ち上げようとしている。もちろん本場Teach for Americaとの強力なパートナーシップのもと。日本では教育環境や法律も異なるので色々と実現にはハードルがあるようだが、2012年には神奈川県の開成町において2名の教師受け入れ枠を既に確保しており、他の学校にも呼びかけて20名枠まで増やすのが当面の目標のようだ。素晴らしい! しかもアメリカでは大卒しか受け入れていないところを、日本版では社会人に対しても門戸を開くというから、僕らや皆さんにも2年間を中学校教師として働くチャンスができるわけだ。

現在の教職課程は4年間でプラスαの単位をたくさん取得したりしなくてはならないが、実地研修は4年生のたった2週間。一方でTeach for Japan(America)では丸々2年間、自分のクラスを持つわけだ。もちろんその前に5週間の研修でみっちりトレーニング等もする。そして自治体職員という形で学校に派遣されることになるため、給与はしっかり自治体から支払われる。うん、素敵だ。

Teach for Americaでは今では4000人もの優秀な学生を中学校に派遣していて、短期的には生徒の成績アップ(2割ほど上がるらしい)が、そして中長期的には代々連鎖しがちな貧困の撲滅や教育産業の人材層の厚さへの貢献など、そのインパクトは計り知れないようだ。ゴールドマンサックスなどとも「Teach for Americaに合格したなら2年間は内定を繰り越せるパートナーシップ」などを結んでいるようだ。

教育について思いを語る人は多いけれど、それを仕組みにするのが、しようしているのがTeach for Japanであり松田さんだ。今後に期待!あ、Teach for Americaをつくったウェンディ・コップさんの本もおすすめです。→『いつか、すべての子供たちに――「ティーチ・フォー・アメリカ」とそこで私が学んだこと』