楽することに、貪欲に

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先日、千代田区にお招きいただき久々のオフライン登壇をしてきた。テーマはなんと、家事・育児。同テーマで新聞やwebメディアに寄稿などしたことはあるものの、40歳一般男性の家事・育児などに誰が耳を傾けてくれるのだろうか、、、一抹の不安はあったものの十数名の方にお集まりいただき、結果的には自分としても大いに収穫というか手応えがあった。と同時に、コンマリさんの活動に畏敬の念を抱く結果となった。家事の一大要素である「片付け」のアップデートを通じて人生を見直すとは、なるほどなかなか本質的だし効果がありそうだ。Netflixで特集されるのも頷ける。

別に自分が模範的にできているなどとは微塵も思わないが、それでもストレスなく比較的ご機嫌に日々過ごせているという点では多少なりとも自信があるので、下記、話したこともかいつまんで少し共有してみる。少しでも参考になれば幸い⭕

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☑楽することに貪欲に ただ頑張るのではなく、少しでも楽できるように頑張る、というか工夫する。楽できて余裕が生まれれば、きっと楽しい。

☑楽するための3パターン 1.買う 2.頼む 3.諦める

☑1.買う 外食、便利家電、家事代行、、、購入可能な楽は買ってしまう。個人的にはカッコいいけど高価なダイソンが一台あるより、ヒョイッと片手でどこでもゴミを簡単に吸い取れるマキタのスティック掃除機が複数台ある方が便利だと思う。(掃除機の買い替えの際にSOW EXPERIENCE社内に呼びかけたら「賢者はマキタ」の金言をいただいたこと、今も忘れない) 外食も、贅沢としての外食ではなく戦略的楽ちんのための外食なので、1-2週に一度は通う中華料理屋とかインドカレー屋で、ノールック注文は当たり前、場合によってはお札握らせて子どもだけで行かせられるくらいの店があるときっと重宝するはずだ。 家事代行も、今は松竹梅の色んなサービスがあるので経済状況に応じて検討すればいいし、自治体によってはシルバー人材センターなども充実している可能性がある。

☑2.頼む 忙しさの状況などにより家族間で頼り合うことはもちろん、親や兄弟、そして近隣にも積極的に頼み、頼まれていく関係を構築できると、これまた楽のダイバーシティは広がるし深みを増してくる。借りを作るのが居心地悪いという人は、余裕がある時にうまいこと大勢子どもを預かったりして同時多発的かつ戦略的な恩売り作戦を遂行して貯金をためておけば、いざという時にお願いしやすくなるのではなかろうか。

☑3.諦める とはいえ一生懸命になり過ぎるのは禁物。家事も育児もゴールのないマラソンなので完璧はよろしくない。60-70%で妥協できるかどうかは気持ちの安寧に大きく影響する気がする。(例えば畳みきれてない洗濯物も、IKEAのブルーバッグにぐちゃっと入っているのが視界に入ると気持ちがザワつくけれど、蓋付きの折り畳みケースに入れて隅っこに置いておけばほぼ気にならなくなる。ごく一例だけどこういう諦めのための工夫も大事な気がする)

☑短期的アンバランス&中長期的バランス どんなに役割分担をしたとて、夫婦をはじめ、家事を遂行する家族の構成員が常に機械のように一定のアウトプットを出し続けることは現実的ではないし、そんなことは諦める。とはいえ一方的なアンバランスさが数ヶ月とか年単位で続くようであれば、そりゃトラブルになって当然。なので今日明日ではなく、中長期的にバランスを取れるよう、コミュニケーション図りながら調整していく。

☑コミュニケーションは丁寧に。ファクトベースで 色々あーだこーだ言っても、やっぱり最後は「丁寧かつ気持ちの良い意思疎通が大事」みたいなところに行き着いてしまった。まぁでも、事実だから仕方がない。ここでも一つ方法を提案すると、プラスの感情はぶちまけた方が良いものの、そうでない場合は「xxxxxなので嫌な気分」「yyyyyなので辛い状態が続いている」みたいな表現で冷静に淡々と伝えれば、自ずと物事は「ならばどうするか」という話に展開していくものではないかと思う。