思ったが吉日の体験型子育て。

カップヌードルが気になるならまず食べてみて、カップヌードルミュージアムに行ってみて、そして安藤百福のムック本も買い与える。その足がかりがあれば新しいものを生み出す発明の大切さを伝えることができるし、(日々がカオスな家庭の説明もつくしw)錦織圭大坂なおみの胸にNISSHINの文字を見つけた彼らにスポンサーの概念も何となく伝えることができる。(そして何故色んなところにレッドブルのマークがあるのかを都度説明する苦労からも解き放たれる) 宝くじに興味を抱けばまず買ってみる。人生ゲームやりながら「保険て何?」と質問されていたことを思い出し、皆が一様にお金を払うのは宝くじも保険も同じ。それで火事や地震で大変な人を救うのが保険、皆で夢見て楽しむのが宝くじ。みたいな話にも繋げられる。 キャンピングカーもミニ四駆もxxxもyyyも全部どうなるか分からないけど、とにかく可能な限り興味関心主義。思ったが吉日で触れさせる、そこでの体験や新たな知見をできる限り関連づけるということを日頃から意識的に実践している。習い事をしていないのに、習い事をしている暇がない。 このやり方でどんな風になるのか多少の不安がなくもないが、もう走り出してしまっているから仕方がない。とにかくスピーディに、複合的に突っ走るのみ。

正直、子どもには少し難しそうなことを話すことも多いのでどこまで伝わっているのか分からないが、昨日のバスケ観戦の帰り道、車中でこんなやり取りがあって嬉しかった。

子「何でパパ、テレビが付いてる車買わないの?」 僕「テレビ付いてるのも確かに良いけど、もしそうだったら、これまで車乗りながら色んな話したじゃん?あれがぜーんぶなかったかもしれないよ?」 子「そうかー、確かに」

分かりづらい僕の話も多少は面白がってくれているのかもしれない。 往路での道中、途中に寄った鎌倉のミニストップのイートインコーナーで「たまにはいいか」ということでカップヌードルを食べる際、「これを食べられるのは誰のおかげ?」「安藤百福〜!」というくだりは少しやり過ぎた気もしたが。

今のところ興味の拡散はうまくいっているように思うが、これが今後どうなるか。僕の最大の関心ごとの一つであることに間違いないが、(子どもが興味を抱くのは瞬間的なので)「思ったが吉日で体験すること」と「そこで得た知見と物事の関連付け」が大切な要素であるということを、今こうして書きながら振り返ることができて良かった。