たわいないけど大事な話。

先日、長い間ソウ・エクスペリエンスのカスタマーサポート部門で働いてくれていたフリちゃんから連絡をもらい、フリちゃんの友人で今勢いのあるミュージシャンがミュージックビデオを撮影したいのだが、黒人のエキストラが必要なので琢さんの周囲に誰かいないか、という依頼を受けた。(最近少し影を潜めているが、僕は、夫であり二児の父であり逗子の住人でありソウ・エクスペリエンスの代表である以外に「アフリカ好きな人」という顔も持っていて、似たような依頼をよく受ける。) こういう時はウガンダ人の盟友ロニーに相談だと思い早速彼に連絡したところ、ちょっと期日が迫り過ぎているし条件が悪過ぎるので恐らく集まらないだろうと。そうだよねと思い、僕もその旨をすぐにフリちゃんに伝えた。 そしてそんなことすっかり忘れていた今朝、ロニーからこんなメッセージが来ていた。 ====== Good morning If Furi chan hasn’t got the number of people she was looking for, pls tell her I ll join. Just because she did for us without even asking for money. That’s the spirit I ll be joining the music video for her not for any other reason. It’s kind of appreciation. If they got the people, not problem ====== 実は2年ほど前、表参道にアフリカをテーマにしたバーを作ろうという話があり準備を進めていたのだが、その前にお酒やバーテンダーの練習も兼ねてイベントをやったことがあり、その際に当時一緒に働いていたフリちゃんも大いに協力してくれた。ロニーはそのことをしっかり覚えていて、なので「she did for us without even asking for money」と書いているわけだ。 フリちゃんには一度難しそうだと断って、僕はそのこと自体すっかり忘れていたけれど、ロニーは、シャワーを浴びながらか、歩きながらか、布団の中でか分からないけど、多分そのことをふと思い出し、こうしてメッセージを送ってきてくれた。やっぱり彼は信頼できるし愛すべき存在だと再確認したし、(僕なんかよりずっと年下だけど)彼のこういう姿勢からは常に学ぶべきところがあるなと思った今朝のエピソード。(写真の真ん中がロニー、一番右がフリちゃん) ちなみに彼は、自分はあしなが育英会にお世話になったからと言って、会社からもらう給料の一部をウガンダの複数人の青少年の学費を払っている。Pay it forwardとはこういうこと。