浮世絵おじいちゃん。

松濤美術館で開催していた浮世絵の展覧会「Great Ukiyoe Masters/春信、歌麿北斎、広重」が、とても素敵だった。 ミネアポリス美術館の浮世絵コレクションが多数展示されている。 一通り見終えて、さぁ帰ろうかなと思った時に、同じく館内にいたおじいちゃんに声を掛けられ、その後1時間ほど、もう一周しながら、広重の絵に隠された謎や北斎の絵の素晴らしさについて教えて頂いた。 この方は一般の方だったが、さすがに経験があるだけに知識が幅広く、そして奥深い。 最近はNintendo DSなどを使って展示品の説明を聴けるようになっている美術館も増えてきているようだが、人に直接教わりながら見て回るのも良いものだと思った。 結局、そのおじいちゃんには閉館までお世話になり、その後渋谷駅まで一緒に歩いて帰ってきた。 名前も分からないそのおじいちゃんは、中野に住んでいるらしい。 またどこかの浮世絵展でお目にかかれるだろうか。