様々な人との接触が人格を形成し、人を成長させる。

▼最近、身近な2人の大人の変化を目の当たりにした。 2つは全く別々の話だが、内容は似通っている。 共に、以前までは比較的狭いコミュニティに閉じこもっていたのが、ちょっとしたきっかけで、外部との接触を持つようになった。 その結果として、驚くほど社交性が生まれ、コミュニケーションがし易くなり、ちょっとしたことに動じなくなったように思う。 そもそも、以前とは顔つきさえ異なるような気がする。 ▼この経験を通じて思うのは、やはり外部との接触、そして、そこから得られる膨大な情報は、人の人格形成において非常に有用なものであるという事実。 その情報のうち、意識の中にあるものはごく僅かに過ぎず、多くは無意識のうちに蓄積されている。 かっこいいとかかっこ悪いとか、ああなりたいとかああはなりたくないとか、好きとか嫌いとか、外部と接触すると様々な感覚を抱くと思うのだが、この感覚という膨大な情報が、人格の形成(つまり精神的な成長)に不可欠なのだと思う。 ▼引きこもりが問題だと言われて久しいが、引きこもりの抱える最大の問題は、外部との接触が極端に少ないことによる、上記のような成長機会の欠如だと思う。 だからこそ、引きこもり問題には知恵を注いで、解決しなければならない。 それは、僕のビジネスと全く無関係ではないと、思っている。