ワンオペ10days総括 2024

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今年も恒例のワンオペdaysが終わりました。今回は10日間で、恒例と言っても毎年ではなく、2年にいちど。イタリアで開催されるスローフードの祭典「テッラ・マードレ」に妻が参加するため、この期間は妻(母)不在で過ごす日々となるわけです。恒例行事としてのA面はイタリアのイベント、こちらはB面という感じでしょうか。
今回と前回の一番の差分はB面(つまり我々側)に三男も参加したことです。2年前は三男はA面に連れて行ってもらい、B面では前半は日常生活、後半は北海道東部のキャンピングカーツアーに出かけたのですが、今回は4歳児もBチーム。別に大した情報ではありませんが、土曜朝、割とのんびりしているので少し書いてみようと思います。

 

地ならし
兄たちがいる故か、割としっかりした印象のある三男ですが、とはいえまだ4歳。ザ・幼児です。夜は妻と布団に入る日が大半なので、夜の眠り、ここをどうスムーズに誘導できるかが一番の肝です。幸い、普段の生活で妻の帰りが遅い日は僕が一緒に寝ることが月に何度かあり、そのときは「YouTubeで割とのんびりした亀の映像を観ながら寝る」という謎のスタイルが定着しつつあったことは、ひとつ僕にとっても、彼にとっても安心材料です。それに加えて二度ほど、妻が国内の出張の際に2-3日くらいのB面プチを敢行して、小さなテストを繰り返したりもしていました。このあたりの予行演習は多分うまくいった気がしてまして、振り返り自己採点はこちら→◎

 

直前のプラン変更
ワンオペdaysが始まる数日前までは、何かと仕事が立て込んでいる僕の負荷を少しでも下げるべく、中盤の数日は上のふたりを近所に預ける計画を立てていました。けれど妻が遠いどこかにいる状態で二人生活となると、さすがに三男が寂しさを抱くのではと思い直し、兄たちのお泊り計画は中止。みんな一緒に楽しく過ごしてもらうことにしました。お泊りを実施しておらず比較ができないのですが、結果的には大きな問題は何もなく、兄たちもお風呂、トイレ、遊び相手など全般的にサポートしてくれて僕の負荷軽減にも貢献してくれました。振り返り自己採点はこちら→◎

 

旅のメインは東京九州フェリー
今回の旅は福岡と鹿児島で過ごしました。各所でいろんな場所に立ち寄ったり、このBチームの中でも長男だけは別プランで進行したり、何かと常に連立方程式状態なのですが、結果として一番強く印象に残ったのは東京九州フェリーだったように思います。横須賀から福岡(門司)への20時間の船旅。しかも横須賀発が11:45pmと真夜中で、特に三男には少し過酷な時間帯。けれど良い機会と思い乗ってみました。
この船は全長222mで、かなりの大型船。どちらかというとトラック(貨物)の運搬がメインな気がしますが、船自体が新しいこともあって船内はとても綺麗、かつ大浴場あり(露天風呂も!)、小さなマシンジムとか映画上映ルーム、そして食堂やカラオケルームなど退屈しないよう色々工夫されている印象でした。
食堂の食事も割と美味しくリーズナブル、日曜早朝は大画面テレビでオオタニ出場の試合を放送していて、海の上でも人々が群がってオオタニを見守る様子が印象的でした。
別に何か魂揺さぶられるようなスペシャル体験というわけではありません。けれどほぼ丸一日海の上という時間の長さや、本州、四国、そして九州と窓から見える景色が徐々に移り変わっていく様子なども含め、楽しさの余韻が残る船旅となりました。SOW EXPERIENCEは旅のギフトが盛り上がりつつありますが、こんな楽しいフェリーはぜひこれから仲間入りしていただきたいなと思っているところです。
というわけで振り返り自己採点はこちら→◎

 

想定外・想像の外側を楽しめ
今回の旅でいちばんの想定外は、鹿児島で予約していたレンタカーに乗ろうとしたら、僕の免許の有効期限が切れていたことです。あちゃー。鹿児島中央駅から桜島を超えて、垂水にある提携施設に泊まってみようと思っていたのですが、泣く泣くキャンセル。こういうシチュエーションで、どこに泊まるか、プランBをどう組み立てるか。フェリーとバスで目的地を目指すか、もしくは目的地を諦めて近場に泊まるか。だとすると優先すべきは近さか、綺麗さや雰囲気か、はたまた大浴場の有無か、、、レンタカーの店員さんのちゃちゃ入れも交えつつ皆で決めていく、そういうプロセスも悪くないものです。最終的に駅近辺の西鉄系列のホテルに泊まりましたが、桜島が眼前に綺麗に見えたし、すぐ近くの維新館という施設も楽しめたので結果オーライ。ドタキャンしてしまったレンタカーとホテルの皆さま、申し訳ありませんでした。
食事は僕の一存で豚しゃぶを選択、長男は当初「僕はしゃぶしゃぶはちょっと、、、」とか言っていましたが、そんな彼が一番気に入ってもりもり食べていたので、彼の世界を1ミリでも広げられたようであれば嬉しいです。どちらも大した話じゃない、ちょっとしたことですが、ピンチをチャンスにして楽しむことができたので振り返り自己採点はこちら→◎

 

そんなわけで、今回も良い旅となりました。貼付は船上の一コマで、長男は何やら創作活動、次男は英語の勉強(?)、三男はトミカとウルトラマンで遊んでいます。割と落ち着いた瞬間を切り取ってますが、こんなシーンは1%くらいでその他大半はワーワーガヤガヤしており、印象操作と言って差し支えありません。けれど自分も子どもたちも、これまでもこれからも色んなところに出向いていく。そしてどこにいても、それが自分の意思だろうとそうではなかろうと、そこで自分のしたいことを体現していく。そんなことを続けられたら良いなと思うのでした。それでは皆さま、良い連休を◎
(ちなみに帰宅の翌日。妻がイタリアから帰国しました。さらにその翌日、出かけた先で財布入りの鞄を紛失し、免許もなくなり、さらなる混乱に陥ったことは言うまでもありません)