6/5 車の復権と地球環境

コロナできっと暫くの間、車は復権するのだろう。電車やバスや飛行機を人々が避けつつあることは間違いないと思うのだが、だとすると自ずと自動車が選択肢として優位になってくる。もちろんレンタカーやカーシェアも引き続き人気だろうが、どれだけ消毒をしますと事業者が言っても、抵抗を感じる人は一定数いるので、そうなると車の所有が依然有力な選択肢となりそうだ。中国の統計では既に自動車購入意欲が大幅にプラスになってきているようだし、もしかしたら既に、国内の自動車ディーラーなども予約が増えてきているのではなかろうか。 でも、一部を除いて多くの人や会社がコロナで打撃を受けている、そして先行きに不安を感じる中で、どれくらいの人が実際に買う決断をできるか、買うなら安価に中古車で、、、という可能性も多そうなので、そこら辺がどう推移するのか様子を見ていきたい。そしてもう一つケアすべくは環境の側面で、今買うならハイブリッドや電気自動車にしようと考える人がいる一方で、とにかく安く済ませたい、そして燃料費も低水準で推移しているのでガソリン・ディーゼル車にしようと思う人も少なくなさそうだ。少なくとも今の日本においてはほぼ全ての電力を化石燃料で賄っているので、どちらにしようと大勢に影響はないと思うのだが(小さな車のエンジンに比べたら巨大な火力発電所の方が発電効率は良いだろうし排ガス処理レベルも高いと思うのだが、排熱や送電のエネルギーロスを考慮するとどちらが優れているのかは分からないので詳しい人に教えてもらいたい)、何れにしても産業界そして地球環境への影響度が大きな車の動向を引き続きウォッチしていこうと思う。