For2ギフト、リニューアル作業進行中

体験ギフトのラインナップの中にFor2ギフトというシリーズがあるのだけれど、この商品がとても人気でよく売れるので、今、もっともっと良い商品へとリニューアルすべく準備を進めている。

For2という表現はイギリスの体験ギフト屋が使っていたものを模倣させていただいているのだが、彼らが単純に「二人向けの体験コース(要はペアチケット)」という機能表現としてFor2と言っているのに対し、僕らは”For2"には体験ギフトの良さを引き立てる隠された秘密があるに違いない、と考えている。

カップルやデートじゃなくてFor2 親子じゃなくてFor2 男女じゃなくてFor2

絞りきれてないだけじゃんと言われればそれまでだが、ギフトはその特性上、利用シーンを絞り込み過ぎれば過ぎるほど贈り主の贈り手としての主体性(なぜこの贈り物をあなたに選んだか)を失ってしまうので、それは避けなくてはならない。

ふたりであること ひとりではないこと ふたりに贈りたいのは体験という名の思い出?時間?コミュニケーション?共感?共通言語の獲得?

結論のない問答なのでどこかでエイヤッ!と決めなくてはならないのだけれど、ここら辺の考えを、 ー収録する体験コースに ーパッケージデザインに ーパッケージ内の写真やテキストに ー販売サイトに ー(贈られた方が使う)予約サイトに ーその後のアフターフォローに うまく練り込んでいけるかどうかがカギになる。

そういえばここまで書いて、先日亡くなった永六輔さんの自身のラジオ番組での小学生とのQ&Aを思い出した。このやり取りの中にもFor2のエッセンスが詰めこまれている気がする。

Q.好きな人に告白する言葉を教えて (小6・女の子) A. 永先生:言葉は一番大切です。でも、好きな人に「あ、この子好きだな」とか「いい人だな」と思われるには、「おなべをいっしょに食べて同じものをおいしいと思う」、「夕やけを見て、両方が美しいなと思う」というような同じ感動を同じ時点で受け止めるのが一番効果があります。 例えば、「いただきます」とか元気な声で言っていると、それだけで「あの子いただきますって言ってるな。きっといい子なんだろうな」と思うじゃないですか。「あなたがすき」ですとか、「キミを僕のものにしたい」とか、「世界のどこかで待ってる」とか、そういうのはあんまり効果がありません。 「きれいだな、おいしいな、うれしいな」ということが同時に感じあえる環境が一番大事。だから、「好きです、嫌いです」という言葉ではなく、いい言葉を使っている子は好きになれる。「あの人ならこの言葉は好きだろうな」と思った言葉を何気なく使っているときの方がドキンとします。「あなたが好きです」というのは最悪な言葉です。 だから、いっしょの環境にいるときに同じ感動をする場面に出来るだけいっしょにいる。スポーツの応援でもいいです。そうすると、使いあっている同じ言葉にドキンとすることがあって、それが愛なんです。 自分でいうのもおかしいけど、ひとりでご飯を食べてておいしいことないです。ひとりで野菜を食べているときは本当にさみしい。やっぱり家族、好きな人といっしょのほうがいい。二人っきり、まずはふたりになること。きれいな言葉を使いあうこと、きれいなことに感動すること、ふたりで声をそろえて感動してください。 放送タレント 永六輔 先生 http://www.tbs.co.jp/kodomotel/etc/20051120_1.htmlより引用

For2ギフトのリニューアル、肝いりで進めておりますのでお楽しみに! 商品詳細はこちら→ https://www.sowxp.co.jp/catalogs/5