身体化してこその言葉。「優先順位」編

言葉や概念は知っているかどうかよりも、身体で理解できているかどうか、身体化できているかどうかが大事だと思うのだが、僕にとって「優先順位」という言葉はまさにこれに該当する。

何を優先すべきか、順位付けする。

言葉の意味はもちろん日本人だし分かるのだが、どうも1-2年前までの僕にはこれが一体何のことだかよく分からなかった。 え?何言ってるの?と思われるだろうが、本当によく分からなかった。

やるべきことは考えれば山ほどある、ならば「やるべきことのうち何をやるか」の「メタ議論」で時間を浪費せず、できること片っ端からやっていこうよ、と。そういう考えでずっとやっていたように思う。

でも、キモイリで始めたことがことごとくうまくいかず大失敗したり、組織を構成する人数が増えて齟齬が生じたりするのを目の当たりにして、仲間と相談しながらやり方が徐々に変わっていって、それが結果としては「優先順位をつける」という形になって、それは今のところ良いパフォーマンスを発揮しているように思う。

ここ数ヶ月、そしてこれからの数ヶ月、SowExperienceとしての色んなお知らせがあるのでどんどん発信していくけれど、それはひとえにこの優先順位づけの結果として、それなりに苦しい陣痛を経て生まれてきたもので、きっと良い成果をもたらしてくれるものと信じている。

それにしても本件を通じても自分の経営者としての階段を登るペースの遅さに驚くばかりだが(10年目前後でこんなことに気づいているのであれば通常のベンチャービジネスであれば何度も失敗の烙印を押されているに違いない^^)、何度も何度も僕の理解が追いつくまで繰り返し伝えてくれた仲間の存在に感謝するばかり。

「優先順位」という言葉が文字どおり腑に落ちた結果、自分にとって今優先すべくは家族特に子どもだなと思い、夜の予定は以前に比べて1/3か1/4くらいにして年中サマータイム生活になったことも良い副産物ではないかと思う。 ーー 僕に限らず多くの日本人にとって身体化せずニュースの中での出来事となりつつある「難民」という言葉がどうすれば身体化するのか、、、、というのも依然として気がかりだが、逗子駅でビール飲みながら仕事してたら酔っ払ってきたので、Evernote内で置き去りにされてたこのメモをエイヤッと公開することにした。