音声コンテンツに光は射すか。

今日、後輩からネット上でラジオをやってみようという話を聞いた。うん、良いと思うがんばれ!

話しながらふと思ったのだけれど、課金型の音声配信プラットホームというものはあるのかな。 例えば僕だったらPaulSmithが月額$10で毎週30分のラジオを配信してたら、聴いちゃうな。 新庄剛志がテキストの有料メルマガを配信していても惹かれないが、月額数百円で毎週30分のラジオを配信してたら聴いちゃうな。 メルマガの配信スタンドはネット草創期から賑わっているし、有料メルマガも盛んな今日この頃だから、音声コンテンツバージョンもそろそろ普及しても良い気がします。 ポッドキャストはもちろん良いですが、課金しやすくなったらまた一歩前進すると思うのです。

テキストか音声か。 聴く側にとっては好みの問題な気もするけれど、提供する側にとっては音声で提供する明確なメリットがありそう。 それは「時間を短縮できる」ということ。

テキストというのは読むと一瞬だが、実はその裏で書き直しや推敲など3-5倍の時間がかかっていると考えるのが妥当。 でも音声なら(更に言うとライブ配信なら)推敲も書き直しもないので提供時間=拘束時間となるので時間が短くなる。 しかも聴く側にとっては、テキストにしたら一瞬で終わってしまいそうな内容でも音声なら「聴かねばならない」ので案外時間がかかる。テキストの3-5倍はかかるのではないか。 (スライドを用意してプレゼンをして、思いのほか喋るのに時間がかかった経験は誰しもあるのでは?) この3-5倍の時間には「あー」とか「えーっと」なんていう不必要な発言・発声も含まれており、それも含めて価値ある情報として感じてもらえる気もする。

ここでふと気づいたが、『社長失格』の著者である板倉雄一郎さんが立ち上げたベンチャーは、まさにここら辺を踏まえているのだろうか。多分そうだよね。というか面白そうだよね。 (詳細記事→ 『社長失格』の板倉雄一郎氏、社名をSynergy Driveに改め新サービスVoicelink発表

以前『メルマガと、私塾も結構悪くない』というBlogを書いたけれど、メルマガも音声コンテンツも私塾も、自分で全部やるのは色々大変だけれどプラットホームができると一気に広がりますね。 そしてこういった個のパワーを強化することが、やっぱりインターネットの本質だと確信しています。