▼この間『科学ニュースがみるみるわかる最新キーワード800』という本に「東京都では校庭の芝生化を支援している」と書かれていた。
百聞は一見にしかず、ということでまず校庭が芝生化すると、こうなる。
▼なんだか素敵だなーと思って早速調べてみたところ、こちらの東京都の例のように、各自治体でも費用の1/3を負担する補助金制度があるみたいなのだが、自治体の財政難により実施率は全国の公立小中高校約3万6千校の約4%にとどまっているようだ。
そんな状況を踏まえて、芝生のグラウンドに縁のあるサッカーくじtotoでも、収益の一部を使って校庭を芝生化しようという動きもあるみたいだ。(関連記事:toto収益で校庭を芝生化(サッカー))
▼さらにさらに、京都には校庭の芝生化を推進するNPOがあるみたいなのだが、この動き、今後もっと加速させられないかなと思っている。
何しろ僕自身が芝生が大好きというのもあるし、校庭が芝生化されれば子供たちの心身ともに良い影響をもたらすだろうし、都市の高温化(ヒートアイランド現象)の抑止やCO2吸収にも一役買う。それより何より、景観だってとても良くなるじゃないですか。
最近の小学校にはクーラーが設置されているようですが(これはまぁ当然ですね)、エコブームに乗っかって今にも「全小学校にソーラーパネルを」なんてことを言い出しそうな人がいそうな今日この頃ですが、それよりも校庭を芝生化してしまえば、もしかしたらクーラー不要・扇風機でOKなんてことにもなるかもしれません。
▼一つの校庭を芝生化するのにかかる費用は百数十万円〜1千万円ほどと情報にだいぶ乖離があるのですが、一方のソーラーパネルは一つの家庭に設置するだけでも300万円くらいかかるので、実はあまり変わらないのですね。
校庭の芝生化と自宅へのソーラーパネル設置という2つが必ずしも相対するものではないけれど、ちょっと驚愕だったので比較してみた。
自宅の電気をソーラーパネルで賄えば毎月の電気代が浮いて地球環境にも優しいが、学校の校庭芝生化に寄付をしたら、全校生徒や先生だけでなく地域の住民もみんなきっと、喜ぶ。
これは覚えておくと良いかもしれない。
↓は先週末、ハンモックで読書@砧公園。