病はきっと、身体から。

▼今日は夜、GOOD NEWSの打ち合わせの後、黒崎さんと代ゼミの平尾先生と一造とで、池尻の焼き鳥屋さんで食事をした。 そこで臨床動作法に関する面白い話を聞いた。 ▼脳性マヒで手足が不自由で硬直してしまっている人も、実は寝ているときには普通に手足をまっすぐ伸ばしているらしい。 つまり、身体の本来的な機能としては依然として動かせるのだが、脳神経が動かさないようにコントロールしている、それが脳性マヒということなのだ。 そこで、意図的に脳性マヒの患者に催眠術をかけると、睡眠時と同じように手足が伸びて、動かしたりできるだけでなく、そのように治療を続けると喋れなかった言葉が喋れるようになったり、精神状態が改善するといった傾向が見られるようだ。 (こういった治療法のことを臨床動作法というらしい。) ▼近頃はよく心の病なんて言われて、Googleで検索してみたら1,090,000件もヒットしてもはや驚くにも値しないが、上記の脳性マヒの話を踏まえて心の病について考えてみると、心の病はそもそもは身体の病なのではないかという気がしてくる。 仕事の大半はPC作業で身体を動かさずにガチガチに固まってしまって、それが引き金となって鬱病になってしまったりする。 鬱病は単に過度なストレスなどではなく、身体の問題も多分に含んでいるのではないか。 逆に言うと、身体をしっかりとメンテナンスしてあげれば、そう簡単には鬱病にはならないのではないか。 ▼かく言う僕の小さな自慢は、生まれて一度もストレスを感じたことがないし、肩こりにもなったことがないこと。 それは、毎日欠かさず十二分に行っているストレッチのおかげなのではないかと、ふと思った。 なぜなら、臨床動作法の一例として今日教えてもらった動作が、僕が無意識に毎日繰り返しやっている動作だったからだ。 夕方くらいにラジオ体操が流れるベンチャー企業とか、今更だけれど逆に斬新かもしれない。