あらゆる業界を縦線と横線で理解してみる。

▼あらゆる業界の構造は、縦線と横線で説明することができる。 たとえば食品。 グリコや明治製菓アサヒビールキリンビールなど多くの企業が食品や飲料を製造している。これが縦線。 一方で横線は、コンビニやスーパーなどの小売店。 書籍とかもまったく同じ構造。そして共に、卸が存在する。 ▼パソコンのような単一の商品でも、この構造が当てはめられる。 縦線はソニーDELL東芝やアップルなど。 横線はマイクロソフトインテル、シャープ(液晶)や日本電産(HDDのモーター)など。 ▼そんな中、本来縦線だったはずの企業が横線の役割を果たしたり、横線だったはずの企業が縦線の役割を果たしたり、そんな企業も出てきた。 そうなってくると、縦線も横線もなくなってくる。 アパレルが顕著だが(高級ブランドだけでなくGAPやZARAユニクロなども)、生活用品だと無印、家具だとIKEAなどなど、メーカーが店舗まで自前で用意して一気通貫で提供するスタイル。 ▼こういった構造を把握した上で、自分たちの属する業界を理解し、立ち位置を明確にする必要があると思う。