「仕事旅行」を応援しています。

※お知らせ:前回のエントリーで書いたNHKの放送が、今週日曜21日から1週間遅れて、28日(日)の朝8時となりました。甲子園の影響みたいです。

仕事旅行というサービスの立ち上げを個人的に応援しています。仕事旅行のサービス内容を箇条書きで説明しますと、

・花屋やカフェ店員(オーナー)、ドッグトレーナーやバーデンダー、はたまた起業家など「憧れの職業/気になる職業」を1-2日だけ体験できるプログラムを販売 ・実際に憧れの職業を生業にしている人がホストととして旅人(お客様)を受け入れる ・仕事は理想だけじゃない、酸いも甘いも、自信や不安も、そして理想と現実をぎゅっと詰めて体験 ・これを国内旅行でも海外旅行でもない「仕事旅行」という新しいジャンルとして打ち出していこう

という内容そして意気込みです。

商品ラインナップとしては今のところ、

パイロットになる旅(1日間18,000円) ・花屋になる旅(1日間10,500円) ・芸者になる旅(1日間29,800円) ・コピーライターになる旅(2日間27,800円)

などなど、全部で30くらい取り揃えていて、今どんどん増やしているところです。

さて、今さら僕が説明するまでもありませんが、世の中には様々な職種があります。多くの人は会社員として働いているわけですが、

・新卒で入った会社がぴったりの会社という可能性はとても低い ・もちろんどんな組織にも合わせられる柔軟な人もいるが、そうでない人もたくさんいる ・転職が当たり前の時代だが、会社員という狭い選択肢には変わらない

という側面・事実があるかと思います。先日yokichiさんという方の

<blockquote新卒が「自分が一生やりたい仕事が見つかった」というのは、離乳食が終わったばかりの2歳児が「カレーの王子様は世界で一番おいしい食べ物である」というのと同じぐらい説得力がない。知っている選択肢の幅が極めて狭い時点でベストな選択肢が見つかると思う事に無理がある。

というtweetが数多くファボられていたようですが、まぁそういうことですよね。

そこで仕事旅行です。憧れの職業、気になる職業を極めて短期間で垣間見ることができるというのは大きなる価値ですし、一方で旅人を受け入れる側としても、2自分の仕事について見つめ直すとても良い機会となると思うのです。実際に、僕も何度か仕事旅行の旅人を受け入れたことがあるのですが、それはそれは勉強になります。Teach for learn, learn for teach. とはまさにこのことだと思います。(そもそも自分の仕事に興味を抱いて(そしてお金を払って!)覗きにきてくれる人がいるというだけで、嬉しいですよね)

とは言えまだまだスタートから日の浅い、得体の知れないサービスであるのも間違いないので、

・1-2日で体験できる内容なんてたかが知れてるし、薄っぺらいだろう ・そもそも「まずは覗き見」なんて甘い考えの人はうまくいかない ・どうして仕事するのにお金払うの?

なんて突っ込みもあるでしょう。事実、そういう側面もあると思います。ですがここは、こういったジャンルを確立すべく信じて進むしかない!そう固く誓いつつ前進しています。そして幸いなことに、体験された方々からはとても良い評価をいただいており、これが明日の更なる前進への糧となります。

さぁ皆さん、ご興味お持ちいただけましたか?仕事旅行。もし興味抱かれましたら、ぜひ参加してみてください。そしてぜひこのサービスを欲してそうな方に教えてあげてください。 世の中には想像以上に仕事で悩んでいる人がいます。自分で自由大学の講義を担当してみて、その事実を改めて実感しました。でもその悩みは、決して悪いものじゃない。「これでいいのか自分」この問いかけから全ては始まると思うからです。 その健全なる悩みのほんの一部でも、仕事旅行のようなサービスが前向きで明るいものに変えていければと強く思う今日この頃です。

仕事旅行