育児は10年。終わりのあるエクスペリエンス

社員とか周囲の人によく言うのですが、育児は10年。どんな風に育つにせよ10歳超えたら親の介入度合いはぐっと下がっていくので、10年で終わりくらいに捉えていた方が良いのではと思っています。
乳児は天使、幼児はキュート、と思っていたらもう5〜6歳で、小学生後半終盤にはもう人間ある程度出来上がってきちゃいますから。
少子高齢化の課題解決としての育休拡大とか男女共同参画も大事なのだけれど、単純にこのゴールデンピリオド10年を思い切り可愛がり、楽しみ満喫する人がひとりでも増えたら良いなと心の底から願うばかりです。
 そして2人目とか3人目は、カラオケで15分延長しちゃうみたいに、ゴールデンピリオドの終わりを少し先延ばしできる延長ボタン。
ディズニーが偉大なのも、任天堂が世界で愛されるのも、課題解決してるからじゃなくて、ひたすら楽しいからでしょう?
子どもが10歳になるまでの限られた期間をいくつかの段階に分け、それぞれのフェーズでどう楽しむか。他者との比較ではなく、彼らとの関係性をいかに構築するか。時限的なものとある程度割り切ることで優先度を多少上げるだけで、楽しさはぐっと増すのではと思うのです。
昨晩、しばしの海外生活から戻ってきた次男が滞在中に11歳になっており、何だかまた一つ少し手が離れたように思えたので、改めてそんなことを感じたのでした。