田植えない田植え

打ち合わせをしていてふと思い出したのですが、数年前、田植えと聞いていたイベントに言ってみたら田植えをしないという不思議な体験をしました。家族総出で予定を組み、新潟まで泊りがけで行き、さぁ田植えイベントだと思いきや、一向に田植えをする気配はない。確かに今、自分たちは田んぼにいる。農家さんもいる。人も大勢集まっていて行事の雰囲気はモリモリ感じる。けれど、目の前で繰り広げられているのは泥んこ遊びや耕運機に乗ってみよう出し物、そして米の食べ比べとかで田植えの気配は1ミリもない。あれ、あれ、、という間にイベントは終了。我が家では田植えない田植えとして深く記憶されています。決してネガティブな意味でなく、こういう予定不調和も面白いよねという意味合いで。このイベントの夜、幼子2人を連れて地元の良さそうな居酒屋に赴き、そこで家族(当時は三男が生まれる前で4人家族でした)だけで大いに盛り上がったことは今でもよく覚えてますし、その後も折に触れて「田植えない田植え」として笑いを誘ったり、そういう意味では田植えない田植えはなかなか良い働きをしてくれています。同時に、これがもし田植える田植えだったら、そうはいかなかったのではないかと思ったりもします