先日とある雑誌で、熊本地震直後は自宅でも避難所でもなく車が最も安全と判断し車中泊でしばらく過ごした人が多かったという記事を読みました。車中泊は車中泊でエコノミー症候群などいろいろ課題があるようですが、確かに周囲に高い建造物のない安全な駐車場であれば地震などの際、比較的安心して過ごすことができそうです。 記事を読んでいて印象的だったのが、キャンピングカーが大好きな子供たちが日常的に行っている「キャンピングカー・モード」という遊びが、まさにこの車中泊の準備ややり方として挙げられていたポイントを多少なりとも押さえていた点です。日頃から車の座席やトランクの可変部分を確認しておく、ティッシュやタオルを常備する、タオルを手すりに結んで目隠しにする、、、などそれぞれ大したことではないのですが、車中泊に際するプロの助言を彼らが遊びの中から自然に生み出していることは素直にすごいなと思います。やはり遊びこそが究極の学びですね。運転中に「キャンピングカー・モード」をされると騒がしいし、そもそも危なかったりするのでついつい「やめて」なんて言ってしまいがちなのですが、来るべき車中泊の事態に備え、もっと極めてもらおうかと思います。
