関与の仕方のダイバーシティ

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いわゆるダイバーシティが大事だというのはその通りなのだが、「マイノリティを受け入れる」ということと同時に「関与の仕方のダイバーシティ」が一つの組織内で担保されていて随時スイッチ可能ということも結構大事だし組織として強いのでは?と最近考えている。 結婚や子どもそして介護のようなライフステージ的変化もあるだろうし、人によっては夢を追いかけたり複数のことを同時並行的にやりたい場合もあって、それらが掛け合わさったりもするので人の状況は結構変わる。そして会社の状況だって結構変わる。「少数精鋭で効率的な経営」というのは資本効率を考えれば基本中の基本だし僕も一方ではそれを求めているのだが、「人はちょっと多いけど関与の仕方にダイバーシティがあって冗長性が高い、故に社員の定着率が高く余計なコスト(採用コストやトレーニングコスト、コミュニケーションコスト)がかからない」というのも一つの強さだと結構真面目に思っている。

ソウ・エクスペリエンスは今約80名前後の組織だけれど、商品の企画や販売はもちろん、営業も制作も出荷も顧客対応も一切外注せず内製化している。スピードを優先した結果こうなった、というのが本当の理由だけれど、結果としては上記のようは社員&会社の状況変化への冗長性が比較的高い組織になりつつあるのかもしれない。今後のことは分からないし、狙いすましたわけではない、あくまでも結果論なのだけれど。 もちろん耳障りの良い話だけではなくて、良い形でスイッチする人もいればそうでない人もいるし、全員が100点満点の状態であるとも決して思わない。けれど「比較的みんなが長く働いてくれるかどうか」「みんなが家族をオフィスに連れてきたり、友人を(採用を見込んで)紹介してくれるか」あたりを見ていれば今組織全体がどんな状況なのかは何となく分かるし、その観点で言えばそんなに悪くない、というかむしろ良い状態のように思う。

2年前にカンブリア宮殿に出た際、もう一人同時に出演した大企業の偉い方には「小さいからできるんだよ」みたいなことを言われて腹が立ったことをつい先日思い出したのだけれど、少なくとも当時の15人くらいから100人に近くなってきても今のところは同じ思想で回せている。僕の仮説ではまだまだいけるので、これからも全て実験!のつもりでやっていく所存。そのためにも事業をもっと拡張せねば!!そしてだいぶ遠回しだったけれど一緒に事業を育てていくべく色んなポジションで求人中なので、ご興味ある方ぜひ。ご紹介なども嬉しいです。 ※写真は上海に向かう前、深夜2amの羽田空港にて楽しそうに話し合うソウ・エクスペリエンスCFO楠と長男

https://recruit.sowxp.co.jp/