修学旅行というのはなぜ皆で一緒に旅をするのだろう。 良い思い出作りというのは間違いない。 でも一方で団体によるスケールメリット、つまりコスト削減の側面も強いのだろう。
でも、今朝読んでいたニュースに書いてあったのだが "Safety should come before costs" だ。 そりゃ、もう少し小さなユニットで行き先が3ヶ所、5ヶ所、10ヶ所と増えれば、1ヶ所に行くよりもトラブル遭遇率は高まる。 でもリスク分散されているので壊滅的なダメージは避けられるのではないか。 今回の痛まし過ぎる韓国のフェリー船の事故を見て、そんなことを思う。
おっして思い出したのだが、そういえば僕の通っていた高校は卒業旅行が選択型だった。 「皆で一緒に行く必要はない」ということはつまり「仲良い人で群れる」ことを意味するので、随分学校らしくない、完全なる非日常ではなく(つるむ仲間は一緒なので)日常の延長線上の非日常だな、くらいしか当時は思っていなかったけれど、もしかしたらリスク分散も考えられた上での方法だったのかもしれない。 真相は分からないが、ある程度経済的に豊かになった国は、そうでない頃の修学旅行の形を、どこかで見直す必要があるのだなと思った次第。