まめになりたくて。

先日、大学生から突然メールが届いた。 タイトルは「まめになりたくて。」

まめとは、僕らがアルバイトスタッフをアルバイトと呼ぶのが嫌で「まめに働く」「まめのように芽が出る」という意味を込めた呼称なのだが、それを踏まえて、この秀逸なタイトルのメール。 どうやらSowExperienceでまめとして働きたい、ということのようだ。

いや、実はまだお会いしていないのだが、このタイトルだけでもう、グッと来てしまう。 ちょっと、東京R不動産がワケあり物件につけるコピーのようにも見える。

メール。

この、もはや現代社会において500%当たり前になっている連絡手段、通信手段だからこそ、こういったちょっと相手を驚かすタイトルや、文章や、もっと広く言えば行為は人に強い印象を与える。

「お世話になっております」→お世話なんてしてるつもりないよ! 「申し訳ございません」→なんでいつも謝ってるの? 「いただきます、いただきます、そしていただきます」→そんなにいただいちゃうの?

こういうやり取りは、もういらなくて、必要なのは、最低限の連絡事項と、あとはユーモアだと思うのです。

「まめになりたくて。」

彼女に会うのが、今から楽しみです。