日本郵政、就職人気ランク4位に思うこと

日本郵政が就職人気ランキング4位になっているらしい。 学生就職志望、JTBトップ 鉄道・食品…手堅さに人気

そこで思った。

本気??

▼このニュースを聞いてまず何よりも、最近「日本郵政、10万人正社員化検討 非正規から5年間で」なんて方針を打ち出した担当大臣が高笑いをするんだろうなと思ってしまった。 「ほらみんな安定を望んでいる。学生は分かってる。」なんて言いそうだ。

▼確かに今みたいな「安定しているものなんてない」という状況の中で、その中でも僅かばかりの安定を求める学生の行動・選択は分からなくもない。 でも、先日人気経済ブロガーのChikiriさんが「就職氷河期 サイコー!」というエントリーで書いていたように、今後は就職して安泰という選択肢がなくなるのだから 1.「雇ってもらう」ことをあきらめ、起業する。 2.若者にしかできないこと(高齢者にはできないこと)で食っていく。 3.仕事のある中国やインドに行って働く。 しかないよねと書いていて、僕もそれには同感で自分でも実際に起業したし、上記1〜3の選択を取る学生が増えていけばそれは若者にとっての「希望」になり得ると思っていた。何でも揃うけど希望だけがない国に希望を見出せることの価値は、それこそ偉大だ。

▼でもそこにまさかの4つ目の選択肢、日本郵政が出現したわけだ。まさか今さらこんなところに出てくるとは!いや、これは決して日本郵政だけではなくて、現政権により拡大していく政府セクター全般に言えることなのかもしれない。うーん、ますます混迷を究めそうですね。 とは言えこんなことを嘆いても、そもそも安定を求める学生はこんな僕のようなBlogを読みにきたりはしない。せめてこのBlog読みにきてくれた学生の皆さんは、現政権の敷いたレールに乗っかるようなことはやめましょうね☆