▼知っていましたか? ・寿司職人の世界的コンテストが毎年パリで開かれている ・柔道の世界連盟(のようなもの)の理事は日本人ではない 先日黒崎さんから教えてもらったのだが、ちょっと驚いてしまいました。
▼僕もちゃんと調べたわけではないので若干不正確かもしれませんが、なぜ日本で生まれた寿司や柔道のCenter of the Earthが日本ではないところにあるのか、一方でノルウェーのような北欧の小さな国から何故ノーベル賞という世界の知を引っ張ることができるのか、ここから学べる点は大いにあるのではないかと思います。 最近だと、Klein Dytham architectureという建築会社が六本木で始めたPecha Kucha Nightというイベントが世界中に伝播して都市のクリエイティブシーンを引っ張ったりしてますね。
▼「負けに不思議の負けなし、勝ちに不思議の勝ちあり」という野村監督の言葉のように、なぜPecha Kucha Nightやノーベル賞がうまくいったのかを分析するのは難しそうですが、寿司や柔道が世界を引っ張れなかった原因は自明で、単に「世界に打って出なかった」からではないかなと思っています。 だからと言って決して「世界に打って出よう!」と言っているのではなく、ビジネスでもスポーツでもアカデミズムでも、特定の分野で名乗りをあげて「権威」となるためには、 ・まずはその気概を持つこと ・キーパーソンを巻き込むこと ・コンテストや展覧会、資格制度のような場や制度を設けること あたりがポイントになるのではないかなと思います。なんてことを書いていたら良いことを思いついたので、今からSowのみんなにメールしようと思います。