宇宙大好き少年と宇宙大好きお姉さんとインターンシップ。

▼この間、たまたま知り合った宇宙大好き少年(大学1年生)に、僕の知り合いの宇宙大好きお姉さんを紹介した。 "たまたま知り合った"というのは、以前僕らが2008年2月に開催した「そろそろ、宇宙旅行の準備をしよう。」というイベントに、彼(宇宙大好き少年)が2009年2月と勘違いしてエントリーしてきてくれたので、「一日一善は無理でも一月一膳くらいは」と思い立ち、スペースフィルムズという世界で唯一の民間宇宙撮影会社で働くお姉さんを紹介したというわけだ。 ▼彼は宇宙飛行士を(結構本気で)目指していたが、彼が高校3年生だった1年ほど前に、宇宙飛行士として必須である理数系の勉強をこのまま続けるのが困難と感じてその道を諦めかけていた。でもポジティブな彼は新たに「映像」という切り口で宇宙を目指していたのだが、ちょっと視野が狭くなりかけていたので、この日、その分野で長らく仕事をしている大先輩の話をたっぷり聞けて、とても有意義な時間を過ごせたようだ。 僕は途中で抜けてしまったのだが、後日興奮した様子で電話がかかってきた。良かったね! ▼「インターンシップ」というものは、企業の採用活動の一環として日本社会にだいぶ根付きつつあるが、インターンシップの本質は今日みたいな機会にこそ秘められている気がする。 つまり、皆が行きたがるような企業に就職して働く以外の選択肢を目の当たりにする体験としてのインターンシップだ。 現在のインターンシップはあくまでも、実際に働き始める前の試し運転みたいなものであり、僕なんかはつい、どうせみんなその後半年か1年もすれば(インターンシップ先と)似たような会社で働き始めるのだから、別に今あえて仕事の真似事みたいなことをしなくても良いのではないか?それも大学生の楽しい時期に、なんて思ってしまう。 (医者のインターンシップ等は期間も長いし本格的に仕事に取り組むので大いに意味があると思う。) でもインターンシップを通じてもし、今日のように今まで諦めかけていた夢が少し視点を変えるだけで再度チャレンジできることが分かったり、今まで考えてみたこともないような仕事に触れる機会となったら、それは大いに意味のあることではないだろうか。 うん、意味のあることだと思う。自問自答。 photo.jpg