久々のスクパで西村佳哲さんにお目にかかる。

▼以前からファンだった『自分の仕事をつくる』の著者である西村佳哲さんがゲストスピーカーにいらっしゃるとの情報を安岡さんが教えてくださったので(安岡さんナイスプレー!)、久しぶりにSchooling Padをのぞいてきた。 『自分の仕事をつくる』は、デザイナーである一方で働き方研究家でもある西村さんがパタゴニアIDEO柳宗理さんなど世界中でユニークな仕事・働き方をしている人や会社をインタビューしてまとめた本。とても面白いのでおすすめです。そんな西村さんが今日仰っていて印象的だったのは、取材先の人たちは皆、商品やサービスを作る前に自分たちが気持ち良く働くことのできる空間をつくってもっているということ。 ▼僕らも今後、どこで誰とどんな事業をやっていくのか、それこそ全く分からないけれど、公私混同で肩肘張らない働き方は今後もずっと変わらないと思う。 いやむしろ、フェラーリがF1での活動資金を捻出するために市販車を作っていると言われている(言っている?)のと似た論理で、新しくてユニークだけどとても居心地が良くて人間味のある働き方を実現するために事業をやっている、という気持ちも多少は持っていても良いかもしれない。 それこそ、産業革命後の工場やもっと昔の軍隊から引きずっているような型にはまった働き方が今でも当然のように続けられているこの社会において、一番必要とされているエクスペリエンスである気もするからだ。 ▼今日は幸い、休憩時間中に西村さんともお話できたし、黒崎さんの提案で(相変わらず突然の笑)プチ・セッションというかSowのアピールの場もいただき、とても楽しかった。 ここからまた、仕事でもそれ以外でも何か面白い展開があるかもしれない。 無闇に名刺を配ったり取引先への訪問お礼メールを気持ち悪いほど丁寧に書いたりするよりも、こういう風に自然と人と出会い、共感や驚きや笑いを共にしながら適度な距離感を保ちつつ繋がっていく方が、ずっとずっと心地良い。 Shooling Padはあと1回で第7期が終わり、一度旅行を挟んで来年から第8期が始まるみたいなので、ご興味ある方はぜひ説明会に参加してみてください。仕事に就いて、人生について、都市について、ビジネスについて、デザインについて、いろいろと考えさせられます。

自分の仕事をつくる
自分の仕事をつくる西村 佳哲

晶文社 2003-10-01
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