企業価値の70〜80%は長期的に築かれる文化から成る。

みとみさんのエントリーを見て、『最新企業価値評価の基本と仕組みがよ~くわかる本』の7章、8章を読んでみた。 ▼そこには、「企業価値の70〜80%は長期的に築かれる文化から成り、10〜30%は中期的に築かれる戦略から成り、2〜5%は目前の短期的な仕事から成る」と書かれていた。 これは決して推測ではなく、DCF(ディスカウント・キャッシュフロー)法を用いて計算すると、そのようになるという、論理的なものだ。 ▼これを読んで、何となく救われた気分になった。 と言うのは、まさしく僕が日々生活していて、その多くの時間は仕事のこと、事業のことを考えて過ごしているわけだが、その中で長期的なことについて考えている時間が、自分でもびっくりするくらい多いと感じていたから。 そして、このバランスに対して少し不安があったから。 ▼僕の場合、なぜ長期的なこと(具体的には「事業を通じてどんな世の中を実現したいのか」「それを実現するためにはどんなビジネスモデル、どんな組織が必要か」といったこと)に多くの時間を割いているかというと、それは、短期的なこと、中期的なことに関してはあまり時間を割く必要がないからだ。 それは、 ・短期的なこと(メールの処理や資料作成等)は、考える前に手を動かして済ませてしまえば、すぐに終わってしまう ・中期的なことは、既に2,3年後のイメージは頭の中に描いてあるので、あとは今からスタートすることを軌道に乗せれば、その勢い・延長でそこまで到達できる といった類のもので、あまり多くの思考を必要としない。(とは言え頭を使わないのではなく、今考えられる範囲のことは十分考え尽くしているので、あとは次々と実行に移し、そこからフィードバックを得て再考するというスタイルの方が効率が良いと思っている) ▼となるとやはり、自分に与えられた時間は自ずと、長期的なことを考えるために使うことになる。 だから様々な情報に触れて、直感を研ぎ澄ませて、どういう風にしていきたいのか、していくべきか、長期的なことを考えている時間が多いのだが、今回、バリュークリエイトの本を読んで、「それで良いのだ!」と言っていただけたような気持ちになった。

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