次男の自慢話とCM

ひとつ自慢させてください。僕の10歳の次男は、僕が夜遅めに帰宅して小腹空いたからりんごを食べようとすると、「切ってあげようか」と言って本当に皮剥いて切ってくれるのです。

ましてや少し気持ち的に疲れている時などは、それが特に心に沁みること、沁みること。

「優しい子になって欲しい」と思って育児にあたったことは特にないですが、結果としてとても心優しい人に育ちつつあるようで、親としては嬉しいです。

そういうことを今日、当人のいる前で当人に聞こえるような声で妻に伝えたら、何だか照れくさそうにしていましたが、こうしておくと次回もまた期待できるので、これは僕の打算です。

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ここで年末なのでCMです。

SOW EXPERIENCEのギフトは年末最後のボードゲームギフトの発売を終え、用意していたラインナップが全て出揃いました。

クリスマスのお祝いやパーティ景品で最も定番の商品は、前も今も変わらずFOR2ギフトやレストランギフト、個室スパ&エステあたりですが、eギフトも大充実してクリスマス当日とかでも贈りやすくなったので、またぜひ思い出していただけると嬉しいです

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ちなみに彼は今、1月と3月の短期海外留学を控え英語の勉強に精を出しています。10歳単独での海外滞在ということで親がやるべき準備もそれなりに大変なのですが、当人の頑張りを見ているとこちらもやる気が湧いてきます。

そして前から薄々感じていたことですが、勉強スタイルの変化は自分たちの頃と比べるとあまりにも大きく、感心するばかりです。YouTube、ポッドキャスト、duolingoをはじめとしたアプリ、、、教材が無限にあり、かといって選択に迷っている様子でもなく頼もしさを感じます。一方で、昔ながらの単語帳とかテキストも割と中心に据えられているのも印象的。

今まさに学んでいる単語や文法も大事だけれど、今抱いている目的意識とか、それに向かうプロセスとか、そういうことこそが全てに通ずることだぞと日々、発破をかけながらやっております。

 

最近親子ではまっているF1のプレステのゲームとかも、彼の上達速度が以上に早いのは、きっとYouTubeによるところが大きいはず。カート場などリアルのサーキットの運転などを見ていると、彼も確かにセンスはありそう、けれど僕も割と運転には自信があるので、いきなりそんなに大きな差がつくとは思えないのです。が、実際には大きな差があり悔しい思いばかりしているので、単なる負け犬の遠吠えですね。

 

以上、次男の自慢話とCMでした。

【保存版】2024年末 SOW EXPERIENCE贈り物ガイド

さて、やってきました年末です。ギフト屋であるSOW EXPERIENCEとしては一年を通して最も忙しい時期となります。

今年は特に年の後半に多くの商品を発売しておりまして、まとまって案内するなら今がベストと思い、少し分量多めですが紹介させてください。

ちなみに少し青臭いですが、贈り物が何であれ、その本質は「あなたをのことを大事に思っているよ」という気持ちやメッセージだと思います。食べ物に例えるなら、それこそが料理そのものであり、気持ちありき。僕らがやっているのは、その料理を盛り付ける器をつくることです。

この1年もそんなスタンスで、気持ちやメッセージを盛り付けるに相応しい器を色々用意してきたつもりです。「贈り物が必要だ」と思った時に、できればこのブログを思い出していただき、オンラインストアや、ロフトや百貨店などの売り場などを覗いてみていただけると嬉しいです。

(このブログは年末に向けた商品案内のサブ特集のような位置づけで、メインの特集はオンラインストアにクリスマス2024ページがありますので、ぜひそちらをご覧ください。キービジュアルはこんなイラストです↓↓)

まずは定番のおさらい

何度贈っても(贈られても)楽しい"ペア向け"のFOR2ギフト

FOR2ギフトというのは、ふたり(ペア)で楽しめるコースだけを盛り込んだ体験ギフトで、1万円から5万円まで4つの価格帯が用意されています。クルーズから酒蔵見学、アウトドアアクティビティや文化体験などジャンルは様々、利用できる施設も全国に広がっています。

ちなみにFOR2ギフトと名がついているのはFOR2シリーズのみですが、それ以外にも後ほど紹介するレストランギフトとかアフタヌーンティチケットオーベルジュチケットなど、(FOR2という名前こそついていないものの)ペアで利用できる商品は多数取り揃えています。選べる選択肢が広いので、毎年贈っているという方も時たまお見かけします。

FOR2ギフト シリーズページ 

食事券ならレストランギフト

世の中には色んなタイプの食事券が存在しており、その多くは企業のキャンペーンやゴルフコンペ、冠婚葬祭で利用されているのに対して、SOW EXPERIENCEのレストランギフトは、その大半が個人間の贈り物として利用されている点がユニークです。どちらが優れているとかではなく、私たちは単純に、個人の方が贈りやすいパッケージやチケットのデザイン、掲載レストランの選定などを行っている結果だと思います。

ド直球のレストランギフト以外にも、カフェで3000円分の飲食ができるカフェチケットとかバーガーチケット、ホテルでアフタヌーンティを楽しめるアフタヌーンティチケット、そして焼肉店が選べる焼き肉ギフトなども人気です。ちなみにどれも(カフェ・バーガー以外は)ペアチケットになっている一方で、予約時に人数を追加することなどももちろん可能です。

昨年発売して、まだ割と新人とも言えるホテルランチギフトも人気商品の仲間入りを果たし、今年は少し高価なホテルランチギフトPLUSもリリースされました。今年発売の水辺のレストランギフトも既に存在感を示し始めております。個人的なおすすめは葉山のスケープスで、森戸海岸の穏やかな波を眺めながら食事を楽しめます。

食事券の特集ページ



「自分を大切にする時間」を贈るなら個室スパ&エステチケット

これも定番中の定番です。以前は東京・神奈川など首都圏が中心でしたが、今は京都や大阪・兵庫エリアを収録した個室スパ&エステ関西版などもラインナップされています。

個室スパ・エステ シリーズページ

少しラグジュアリー度合いを高めたホテルスパギフトも定番化しています。関東・関西エリアのラグジュアリーホテルやリゾートホテルに併設されたスパを収録しています。一流ホテルでのホスピタリティあふれる施術はもちろんのこと、プールや温泉などの付帯施設も利用できるという点が人気の秘訣のようでして、インフルエンサー向けなど推し活ギフトとして利用されることもあるようです。性別問わず使える施設も充実しているので、男性向けの贈り物としてもご利用いただけます。

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2024は旅のギフトが大充実

「旅ギフト」の新定番、旅と体験のギフト

今年後半は、旅にまつわるギフトをたくさんリリースしました。旅はみんな大好きだし、それなら贈られたら嬉しいし、贈りたい人もきっと多くいるはず。けれど今世の中にラインナップされている旅のギフトは金券だったり高価だったり、何となく親しい人に贈る形状や雰囲気ではなかったりする。

そんな課題意識から商品化の検討が始まり、結果として生まれたのが旅と体験のギフトシリーズです。1万円から5万円まで4つの価格帯で展開されており、1万円は湘南鎌倉や箱根、熱海など人気の観光エリアを日帰りで楽しめる体験を中心に、高価になるほど宿泊施設なども選べるような設計になっています。最近は全国のフェアフィールドbyマリオットの掲載がスタートしたり、中身もどんどん充実してきております。

旅と体験のギフト シリーズページ

寒い冬に温泉の日帰り旅を贈りましょう

温泉&スパギフトは10月に発売した新商品です。これは、他商品の中で紹介していた人気観光地の温泉&ランチセットのコースがとても人気なことを受けて商品化したものです。特に人気なのはヒルトン小田原リゾート&スパや東府やResort&Spa-Izu、箱根の蕎麦 貴賓館、熱海のホテルニューアカオあたりです。

クリスマスプレゼントに温泉は妙な感じもしますが、寒くなる1-2月に利用することを考えると実は良いアイデアなのでは?という気もしております。

www.sowxp.co.jp

 

オーベルジュやドッグリゾートも健在、新顔SANUも

日本全国の人気オーベルジュが選べるオーベルジュチケットや、愛犬家の方に「愛犬とのはじめての旅行」を贈れるドッグリゾートギフトなど、以前からある旅のギフトも定番化しています。掲載施設も徐々に増えていますので、贈った相手の方にぴったりの施設がきっと見つかるかと思います。Live with natureを掲げて快進撃を続けるSANU 2nd Homeとのコラボ商品なども展開しています。

www.sowxp.co.jp

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“お届け”ギフトも色々あります

美味しくて優しいGOOD◯◯シリーズ

SOW EXPERIENCEのギフトは「体験」というキーワードにつられてお出かけのイメージが強いかと思いますが、それだけではありません。

例えばGOOD FOODS GIFTでは美味しいだけでなく、体に優しく環境への負荷が少ない、そして生産者のこだわりの詰まったグルメカタログで、贈られた方は一つ選んで取り寄せることができます。個人的なイチオシは三崎恵水産のごちそうツナ(マグロのコンフィ)で、6種類のコンフィがセットになっています。

同様のコンセプトの飲み物版GOOD DRINKS GIFTもラインナップされており、つい先日はGOOD SWEETS GIFTをリリースしました。発売間もない商品は直営のオンラインストアのみでの販売だったりしますが、順次、いろんな売り場に展開されていくことと思います。

出かけた先で何かしらアクティビティを楽しむのは体験として分かりやすいですが、自宅で美味しい食べ物をいただくのも、これまた素敵な体験。体験のギフトを真正面から捉えていく中で、必然的に生まれてきたラインナップとも言えます。

お取り寄せグルメ シリーズページ

コーヒーやカレー・絵本も「選べるギフト」になりました

他にもあります。こだわりのロースタリーが焙煎したコーヒー豆を選べるコーヒーギフトや美味しいレトルトカレーや冷凍カレーが選べるクラフトカレーギフトなどもあります。

出産祝いにはえらべる絵本のギフトも人気で、「リズムがある絵本」「自然を身近に感じる絵本」など9つのテーマから1つを選べます。各テーマは3-5冊の絵本がセットになっていて、自宅に届きます。

www.sowxp.co.jp

 

えらべる絵本のギフト シリーズページ

 

以上になります。他にもご案内したい商品は色々あるのですが、詳しくはサイト内を徘徊いただき、ご自身で発見していただけますと幸いです。そして最後に1点だけ!

eギフト商品、大幅増

今年は昨年と比べるとeギフト対応商品が大幅に増えています。(そして、年末にかけてこれから更に増えていきます)

LINEやメールでサクサク贈れるので、住所が分からないとか、贈ろうと思った瞬間に贈れたり、そのあたりが便利なのだと思いますし、複数人に贈りたい場合とかにも威力を発揮するはずです。

eギフト特集ページ ※一部未反映の商品などもございます

 

この贈り物ガイドが、忙しい年末の中でも皆さんの家族や友人、同僚などとの関係性を維持する上で何かお役に立てますと嬉しく思います。

そして最後になりますが、最近はSOW EXPERIENCEとしてnoteやインスタグラムを通じた情報発信にも注力しているので、ご興味お持ちいただけましたら覗いてみてください。

 

◎note(商品開発ストーリーなどを掲載)

note.com

◎公式インスタグラム(商品紹介中心)

https://www.instagram.com/sow_experience/

◎インスタグラム(お出かけ情報の紹介中心)

https://www.instagram.com/sow_experience_mag/

友人の著書発売に向けた応援投稿

友人が本を出しました。駅ナカの小さな書店でも平積みされているのがすごい。

昔から読書家でバックパッカーで物知りだった彼は、大学1年の頃にパソコンの授業で出会って一緒に遊んだり一緒にいろんな活動をし始めた当初から、言葉選びや物事の本質をズバッと捉える才能がありました。

 

2005年のSOW EXPERIENCE設立時、しばらくの間掲げていた「我々のめざすこと」というミッション・ステートメントも彼によるテキストで、当時その文章はとても人気があり、多くの人から評価いただいたことを今でもよく覚えています。

 

そして当時はギフトで紹介しているすべての体験に、それぞれキャッチコピーがつけられていました。

 

ワイルドスピード!激流ドライブ!(ラフティング)

おいしい器の、作り方(陶芸)

乗ってきな、江戸っ子のオープンカー(人力車)

 

これらのコピーも初期の大部分は彼によるもので、これまた割と人気がありました。

 

今は同じ街に住んでいるので、日々すれ違ったり、一緒に食事をすることも多いのですが、それに加えて彼の本文であるマーケティング的な視点で助言をもらうべく仕事の相談をすることも少なくありません。

 

そんな彼の初の著書。

僕はこれまで散々、その知見の恩恵に預かってきているわけなので、オススメできるのは大前提です。気になるのはそこからで、ある程度売れた後にどんな展開が待っているのか、それを楽しみに様子を伺っていこうと思います。

どんな展開になろうと、曜日問わず朝は鎌倉の海に入って波乗りして、そこから仕事に向かうようなスタイルはきっと変わらないと思いますが。

 

2月に出した自分の本と並び、近しい友人のひとつの節目かと思い記念投稿でした。

 

www.sunmark.co.jp

 

食事×工場見学×ショー。秋田で見つけた新体験

昨日、山形・秋田を巡ってきました。
ソウ・エクスペリエンスの体験ギフトに加盟いただく施設への顔合わせが目的ですが、もちろん行くからには他にも色々な施設を覗いたり食事をしたり、それなりに詰め込みます。
そして今回の旅の主目的であり、当社の商品にも近々掲載予定のヤマモ味噌醤油醸造元のコースが突き抜けていたので、少し紹介したいと思います。(ちなみにコース内容は季節や人数により変動があるので、あくまでも一つの例です)

 

ヤマモさんは1867年創業の醤油と味噌の蔵元です。伝統を守りつつ新しいことにチャレンジする一環で「工場内の各施設や各工程をツアーしながら食事をする」というスタイルを作り上げ、今回レストランギフトに提供いただくご縁をいただきました。

 

 

醸造所だから中は寒いはずだし、それに食事するなら座って食べたいな。
はじめはそんな風に思っていたのですが、違いました。

 

コース開始冒頭の段階では今年仕込んだ味噌、5年熟成の味噌、そして30年熟成の味噌の食べ比べなどから始まりました。なるほどこう言う風に味見などして一通り見学を終えてから、後半は館内の別の場所で食事をするのかなと思っていました。


ところが施設内を移動して次のロケーションで待ち受けていたのが小さなテーブルとロウソクの灯り、その上に並べられたジビエ(熊肉)料理とドブロク。ここで説明を聞いたり質問したり、会話しながらツアーは進行していきます。
そう、こういう形で施設内の各施設、醤油や味噌を作る各工程の環境に身を置き、肌で感じながら食事やお酒をいただいていくのです。

 

 

このスタイルに僕はとても新しさを感じました。説明を受けながら施設を巡るガイド付きファクトリーツアーの要素や、美味しい料理とお酒を各ロケーションでいただく食事の要素。それに加えて建築家を目指していた7代目のご主人が、内装や調度品を通じて醸し出す舞台のような空間の中で進行するショーのような要素を併せ持っているような印象です。

途中、蔵内の上部に設けられた茶室でジェラートを食べながらお茶をたてていただいたり、それもまた醤油の香り漂う凛とした空間の中で、これまた不思議で稀有な体験と言えます。

 


最後は暖かなスペースで少し落ち着いて食事とお酒をいただくのですが、ここでも色んな種類の醤油を味見したり、食事と合わせてみたり。探求ツアーは続きます。

 

 

と、色々書いてますが先ほど書いた通り施設内は寒いですし、単なるお喋りをするというよりは職人さんの説明や彼らとの対話を楽しむことがメインなので、普通にレストランで食事をしたいという方には向かないと思います。ですが土着の食べ物とか新しくユニークな体験を求めている人(そしてもちろん発酵への飽くなき興味がある人)には確実に突き刺さる内容だと感じました。

 

ちなみに今回のお話のきっかけは、10月中旬に友人からもらった下記のようなメッセージでした。

 

さてさて、最近御社で開始されております日本のクラフトや酒造での体験ギフトについて7年来支援させていただいている秋田県南の味噌醤油醸造元の体験が素晴らしく、広くお伝えできないかなと考えておりまして、たくさんにもご相談させていただきたく。

ヤマモ味噌醤油醸造元
https://yamamo1867.com/

現在同社は味噌由来の蔵付き酵母を活用した調味料、ワイン、ビール、ドブロクなどの製造を進めております。

また、ファクトリーツアーも8年前より進めておりインバウンドの皆様にも大変喜ばれております。

 

 

ソウ・エクスペリエンスは今回ここで紹介したユニークでオリジナリティ溢れる体験をギフトという文脈に乗せて世に伝えていきますが、他ならぬ私たち自身も、こうして人からのタレコミを通じて情報を獲得したり、新たな世界に踏み入れたりしています。
ギフトとタレコミ、両者に共通するのは他者とのインタラクション、そしてそれによって背中を押したり、押されたりすることを通じて少しずつ世界が広がること。


プレゼントを選ぶ際、何を贈ってもその先には体験があるし、その体験は贈った相手の時間や生活が少しでも楽しく豊かになるものであって欲しいものです。
今回紹介したコースに限らず、ソウ・エクスペリエンスのラインナップには幅広い体験や商品を揃えていますので、機会があれば是非使ってみていただけると嬉しいです。

創業時の失敗から学んだ着眼大局・着手小局(=スモールスタート)

もうすぐ帰宅しなくては、なのですが、サービスリリース19周年ということでひとつエピソードを紹介します。
SOW EXPERIENCEの設立は2005年の5月、けれど最初の商品である総合版カタログGREENをリリースしたのは同年の10月。ここに5ヶ月のギャップがあるのです。この5ヶ月を、僕は今も後悔というか、反省しているという話です。


すぐなくなるものに、5ヶ月を費やしてしまった

年間数十万人が購入し、贈答品としてプレゼントされ、贈られた方々がさまざまな体験をされるサポートをしていく。このオペレーションはそれなりに大規模なもので、その仕組みやノウハウを一朝一夕で築くことはできません。私たちは当初は数人とか10人くらいで、そして今では100人くらいの規模感で、ありとあらゆることに気を配りながら絶妙なバランスを保ちつつ運用している(そして更に拡大すべくチャンスを伺っている)というのが実態です。

ですが、この事業、起業してサービスを開始するまでは割とシンプルなのも事実です。
1.体験コンテンツを集める(いくつかの体験施設と話をつける)
2.1をもとにギフトパッケージをつくる
3.1/2をもとにwebサイトを構築し、売る
これさえできれば商品としては成立し、サービスが開始できるようになります。

2005年5月に起業し、若者数人が駆けずり回った甲斐あって、1は割とスムーズにいきました。そして3も、良いご縁をいただいたりして準備は着々と進んでいきました。僕の記憶が正しければ多分、1と3は起業後2-3ヶ月でスタートするに十分なセットアップは完了できていたように思います。ですが問題は2で、ここにかなり時間をかけてしまったのです。
「贈り物だから信用が大事だし、失礼があってはいけない」という意識が強かったことは事実ですし、そういう気持ちは今も強く抱いています。
ですが、時間をかければかけただけ良いものになるかというと、決してそういうわけではありません。そして実際に、当時最も時間をかけてつくったパッケージは半年以内にリニューアルし、その後も半年くらいのペースで幾度も形を変えていくことになったのです。


そこで学んだ、着眼大局・着手小局

これは2005年の話で、まだユビキタス(常にインターネットに接続しているという意味の、インターネット以前によく使われていた単語)とか言われていた時代ですが、iPhoneの登場もあって世の中は急激に変わりつつありました。
webサービスも次々と登場し、それらのロゴマークの横には多くの場合"β版"と併記されていたことを記憶している方も多いと思います。

「このサービスはテスト運用で、見た目も中身もどんどん変わるから、そのつもりでよろしくね」

そんな意味合いの込められたマークが"β版"だったのだと思います。
そういう時代に突入していたのだから、僕らも、インターネットサービスではないけれど"β(ベータ)版"としてさっさと商品をリリースし、お客様の反応を踏まえて商品を磨き上げていけば良かった。
それなのに、自分たちの妙な拘りと先入観で、動きが遅くなってしまった。これを大いに反省したわけです。

「着眼大局・着手小局」

記憶が少し怪しいですが、この言葉はグラフィックデザイナーの原研哉さんの著書『デザインのデザイン』に出てくる言葉だったと思います。
先ほど書いたような失敗をした後、とある機会に原さんの著書を読み、この言葉を見つけ「そうそう、そうだよな!」と膝を叩いたことを今でもよく覚えています。
実体験があったので、記憶力の悪い僕でも一発で覚えられた言葉、それが「着眼大局・着手小局」でした。

 

すべて最初はβ版

創業期の大いなる反省なのだから、それがDNAとして根づき、今も脈々と、、、と思うかもしれませんが、そう簡単にいかないのが組織というものです。僕らもこれまでの19年間で何度も、この失敗を忘れては、また思い出し、そういうことを繰り返してきました。
そして、結果として今は、大半の新商品は社内で「β版パッケージ」と呼ばれるパッケージを伴ってリリースされます。

ひとつ断っておきますと、もう既に20年近い蓄積がありますし、今のβ版パッケージというのは呼び名がβ版というだけで、完成度としてはずっとそのままでも十分成立し得るパッケージです。
けれど個別の商品に最適化したギフトパッケージを作るのには、リスクが高い。新商品はいつもそういう状態でリリースを迎えるので、そういう状況でも良いクオリティを担保したいからこそβ版という自信満々のパッケージを用意し、新人にはその衣装を着せることにしたわけです。

何だかこう書くと、創業当初の失敗が活きている気がしてきました!

 


思いのほか執筆に時間がかかってしまったのですが、そんな形であーだこーだ言いながら、19年間やってきましたし、これからもやっていきます。
ひとつ確実に言えることは、私たちSOW EXPERIENCEは100人前後のスタッフが(ギフティのグループ会社でもあるので、全部ひっくるめると世界で1000人くらいいるのかな?)、日々とにかく「ギフトを贈る人、贈られる人、そして体験施設の運営会社やSOW EXPERIENCEメンバーの幸せの総量を増やす」ことを目指して奮闘しているということです。
今週も皆さん、お疲れさまでした。そして20年目を迎えるSOW EXPERIENCEを、引き続きよろしくお願いいたします。