アリはいつ遊べるのか?

週末はエビワンタンタンタン麺を食べたりスマトラトラを見たり、ゾロ目的な名前にたくさん遭遇しました。

ところでひと月くらい前に知人に薦められてDie with zeroという本を読んだのですが、これはなかなか面白かったです。アリとキリギリスという有名な話があるけれど、自由にやり過ぎたキリギリスには悲惨な未来が待っていて、コツコツやったアリは平穏に暮らしたというが、、、ではアリはいつ遊べるのだろうか?をテーマに、経験(楽しむこと)こそ全てなのだから、そのつもりで資産をつくり、使い尽くしていこう。死ぬ間際に資産がピークになるような人生は送らず、経済的ピークは30半ばから50くらいの間に、あとはそれを活用して楽しむなり寄付するなり贈与するなり、賢く切り崩していこう。文字通り死ぬ時はゼロで死のう!大まかにそんな内容だったかと思います。
寄付するなら何年も後ではなく、寄付される側は今必要としているのだから今すべきだし、贈与も80〜90代→60〜70代にではなく資金を一番必要とする30〜40代にこそ早めに行う方が遥かに合理的だと。
確かにキリギリスは自由にやり過ぎたのかもしれない、けれどキリギリスにもう少し計画性があるとしたら、あの話もだいぶ見え方が変わってくるように思います。(ここまで書いて思ったのですが、あの手のお話、イソップとか昔話、、を現代風にアレンジ・チューニングした少し別のお話を作った短編集を作ったら面白そうですね)
もちろんこれは主に割と資産を持つ人向けの話だと思うのですが、とはいえグローバル化を通じて国ごとの経済格差は縮小する一方で個人間の格差が埋まりづらいのが現代社会だと思うので、個人の人生の幸福の最大化という観点もさることながら、その幸福を追求すればグローバルがもたらした大きな課題すら是正できるかもという意味で、このDie with zero的な考えは割とストライクな提案なのではないかと思いました。