未来の仕事第12期 第4回 ゲスト:広瀬大地さん

この記事は僕が講師を務める自由大学未来の仕事の講義録を受講生にまとめていただいたものです。
毎回、ゲストの話を聞いた後に、受講生による新しいプロジェクトアイディアの発表などを行っています。

◆第4回 未来の仕事
ゲストスピーカー 広瀬大地氏
モデレーター 西村 琢氏

①広瀬さんの仕事を教えて下さい。
「現在、プラネットファイナンスというNGOとドイツの化学品メーカーBASFで働いています。」

まず、広瀬さんに、プラネットファイナンスについて伺いました。
プラネットファイナンスという会社は、フランス発のNGO団体で、マイクロファイナンス事業を主な業務としている会社だそうです。
広瀬さんは、日本製品の途上国での販売の仕方や途上国の銀行家達にマイクロファイナンス事業の研修を行っているそうです。

具体的には、日本企業が途上国向けに製品の販売を企画するのをサポートしたり、環境省とのコラボ企画も現在進行中だとか。
最近では、バングラディッシュの銀行家に、紙飛行機を使った体験形の営業研修を行ったそうです。
また、実際にバングラディッシュの奥地に広瀬さん自身が赴き、その地域の産業が融資の対象になるのか、どれぐらいの利益がかかるのか、どういった物が好まれるのかを調査しているそう。
某アパレル大手の企業がバングラディッシュに出店を計画しているということで、現地の人に見てもらい色、素材、値段、好みなどの意見を聞いたそうです。

次にドイツの化学品メーカBASFについて伺いました。
現在、ベンチャーキャピタル部門で、世界に通用するような技術を見つけるべく、日本の化学系ベンチャー企業の発掘を行っているそうです。
しかし、入社してから1社も投資の対象となった会社はないそう。

広瀬さん「日本の企業は技術は高いが、成長意欲が少ない、次のステップに踏み出せない」
実際に何社か「これはっ!」と思うような会社があったが、話をすると断られるケースが大半だったそう。
ドイツ本社の人間を連れてこようとすると、「英語が話せない、自分には出来ない」っと言って断れることが多いそうです。
ここで、受講生からも「自分も技術の人間だから分かるが、技術屋は自己満足の人が多い、自分が満足出来ればそれでOK」

②広瀬さんの経歴を教えて下さい。

大学卒業後、企業再生ファンド2年間資金調達、財務担当として働く(バイトから正社員)
その後、リーマンショックの影響で日本オフィスガ無くなりかけて退職

就職活動を続けたものの、サラリーマン的な働き方には興味が持てない日々が続く

その頃日経ビジネスオンラインにハマっており、西村さんが連載していた「二足のわらじ」の働き方に共感!

ちょうど就職が決まったBASFの仕事をしつつ、時間が余るので、国連大学でインターンを始めた。

国連大学で仕事を始めたものの、なかなか肌に合わない日々

以前から興味のある、金融、途上国支援
をテーマに仕事を探していたら、プラネットファイナンスで働く事に。

現在は、プラネットファイナンス75%、BASF25%の割合で働いている。

これからは、今までのような1つの事を掘り下げていく日本的な働き方から、自分の軸を中心に持ちつつ、色々な場所で関わりをもてる生き方が広がると考えているそうです。

③広瀬さんにとって未来の仕事とは

「仕事は最終的には、個人と個人で決まる、人の琴線に触れるような仕事を創り続けること」とのこと
これには、ヤクルトで長く海外駐在を経験した方の話を聞いて実感したそう。

今後は、貧困国での農業開発を促進したいと考えているそうです。